国産チーズがまずい時代は終わる!?まずかった理由と人気急上昇の理由!

 

「国産チーズはまずい」
「チーズは輸入物しか食べない」

 

という方や、海外から来られた方は口を揃えて、「日本のチーズはチーズじゃない」と言います。

 

ところが、最近は、国産チーズの人気が急上昇しているってご存知でしたか?

 

海外のチーズより美味しいって評判なんです!

 

今まで「国産チーズはまずい」と言われてきたのに・・・、なにがあったのでしょうか?

 

以前、北海道のチーズ工房へ見学に行ったこともあるくらいチーズ好きなので、興味深々です。

 

ということで、国産チーズが人気になっている理由を書いておくことにしました。

 

国産チーズや輸入チーズが苦手だった方も国産チーズへの見方が変わるかもしれません。

 

国産チーズが「まずい」と言われてきた原因

なぜ国産チーズは「まずい」と言われるのでしょうか?

 

まず、チーズには大きく分けてナチュラルチーズとプロセスチーズがあります。

 

チーズは発酵食品として有名ですが、私たちの手元に届くまで、すべてのチーズが発酵がつづいているわけではありません。

 

チーズ1

 

健康のためにチーズを取り入れている方もいますが、発酵食品として食べているのであれば、発酵チーズを摂らないと意味がないのです。

 

この二つ違いですが、ナチュラルチーズは名前のとおり、ナチュラル=自然のまま、つまり私たちが食べる時点でも発酵しているチーズです。

 

ナチュラルチーズには、フレッシュチーズや白カビチーズ、ハードチーズなどがあります。

 

プロセスチーズは、チェダーチーズ・ゴーダチーズ・エダムチーズなどのナチュラルチーズを混ぜ合わせて加熱し、乳化剤などの添加物を加えて固形にしたチーズですので、発酵が止まってしまいます

 

また、チーズ以外のものも入っているため、チーズ本来の味が薄くなってしまいます。

 

チーズが51%入っていればチーズと認められているため、コストを抑えるためにもチーズ以外の材料を加えていたのかもしれません。

 

そのようにつくられたチーズは『チーズフード』と呼ばれていて、外食で食べるピザなどのチーズ料理に使われています。

 

そのおかげでプロセスチーズであっても庶民でも食べることができたわけですけどね^^;

日本のスーパーでよく見かける、三角の形をしたチーズなどがこのプロセスチーズです。

 

日本人は、子供の頃からチーズといえば本場のヨーロッパのチーズではなくて、スーパーで手軽に手に入るプロセスチーズを食べて育つ方が多いこともあって、国産のプロセスチーズに舌が慣れているんですよよね。

 

そのため、大人になって本場のチーズを口にした時に、味の違いに驚いた経験をお持ちの方も多いと思います。

 

そんなプロセスチーズには、原料となるチーズ以外にも、乳化剤などの添加物や小麦粉なども含まれているため、チーズそのものの味を堪能できないわけです。

 

そのかわり、日持ちがしますし手軽に食べることもできます。おやつとしても重宝しますしね。

 

また、外食で私達が食べているチーズを使ったお料理、ピザ、パスタ、グラタンなどの多くのメニューは100%チーズではなくて、添加物などが入っているため、本場のチーズに慣れ親しんだ人達は「チーズじゃやない」と言います。

 

このように、日本ではプロセスチーズの方がたくさん食べられていますが、本場のヨーロッパでは、チーズといえばほとんどはナチュラルチーズです。

 

チーズ-2

 

なぜ日本では、チーズといえばナチュラルチーズではなくてプロセスチーズなのでしょうか?

 

それは、国土の問題もあります。

 

今でも国産チーズの多くは北海道で生産されているとおりです。

 

また、プロセスチーズは原料になる生乳に添加物や水などを加えることで大量に生産することもできますし、日持ちも良いため、流通などすべての面からも生産しやすいからだと思われます。

 

というわけで、プロセスチーズに慣れ親しんだ日本人でしたが、輸入チーズが気軽に買えるようになったり、海外旅行が気軽にできるようになり本場のチーズを食べたりして「本物のチーズ」に出会う機会が増えました。

 

本場のチーズに慣れて「国産チーズはまずい」と思った日本人や、海外から来られる方からは「日本のチーズはチーズじゃない」と言われてきましたが、最近は国産チーズが海外産よりも美味しいと人気急上昇中なんです。

国産チーズが人気急上昇の理由

チーズと言えばプロセスチーズだった日本ですが、ナチュラルチーズの国産チーズの人気がアツイです!

 

本場のヨーロッパのチーズより国産チーズの方が好き、美味しい、というファンが続出していて、国産チーズ専門店もできました。

国産チーズのファンが増えた理由に、品質が高くなったということがあげられます。

 

チーズといえばナチュラルチーズですので、賞味期限も大切です。

 

輸入チーズだと、どうしても手元に届くまで時間がかかりますが、国産の場合は短くて済みますし、販売店の近くにチーズ工房を持つことで、フレッシュなチーズを提供されているチーズ工房もあります。

 

つまり、頑張っているチーズ工房さんのお蔭です。

 

チーズ工房の数も増えていて、2013年は234か所でしたが、2017年は306か所と増加傾向にあります。(農林水産省調べ:http://www.maff.go.jp/j/chikusan/gyunyu/lin/)

 

また、2018年2月の日刊工業新聞には以下のような記事があり、農林水産省も力を入れていることが伺えます^^

 

農林水産省は、国産発酵微生物を活用した日本独自のナチュラルチーズ製造技術の確立を目指す。

引用:日刊工業新聞

 

日本人のチーズ好きはすっかり定着していますし、止まることはなさそうなので、もっと増えそうです。

 

国産チーズのファンが増えて、工房も増えることに期待したいです。

 

さて、国産チーズがおいしいと思う声を集めてみました。

 

  • 臭みが少ない
  • まろやか
  • ミルキーさをより感じられる
  • チーズそのももの味を楽しめる
  • ブルーチーズなのに香りがまろやか
  • 海外産よりとても食べやすい

 

プロセスチーズではなくて、ナチュラルチーズを食べたい。

けど、海外産だとクセがある・・・、と思っていたけど、「最近の国産チーズでファンになった」という方もいらっしゃいました。

 

注文殺到の『森のチーズ』

国産チーズの中でも、『森のチーズ』は注文が殺到して入手困難です。

 

栃木県にあるチーズ工房、『那須の森』のもので、ジャパンチーズアワードという国産チーズの賞を2018年に受賞しています。

 

お値段は、約100gで730円。

 

那須の森はとてもこだわって生産されていて、食べた人に感動を与えるほどのチーズを生産されています。

人気の秘密は牛で、ホルスタイン(白黒のおなじみの牛)ではなく、チーズ作りに向いているブラウンスイス(茶色の牛)の生乳を使用しているところです。

 

なぜ、ブラウンスイスなのかというと、ホルスタインに比べて生乳が採れる量は少ないけど、タンパク質の割合が高いからだそうです。

 

そのため、コクのあるチーズが作れるというわけです。

 

また、お客さんからの感想を聞いて要望に応えることで、より日本人の口に合うチーズ作りをされてきました。

 

そのような努力もあって、売上は4、5年前に比べて2.5倍にもなったそうです。

 

『森のチーズ』を食べられた方の感想です。

 

  • 本当にコクがあるチーズ
  • 食べやすくておいしい
  • ワインに詳しい人も絶賛
  • ひと口食べただけで感動
  • 秘密にしたいほどおいしい

楽天でも販売していたのですが、今は売り切れです・・・。

 

公式ホームページでも、受賞に輝いた『森のチーズ』は注文殺到のため欠品になっています・・・。

 

再開してもすぐに売り切れてしまうかもしれませんね。

 

一度、那須まで出かけていきたいものです。

 

ですが、国産チーズは『那須の森』だけではありませんし、なんと、国産チーズのみを扱った専門店もあります!

国産チーズ専門店とレストラン

国産チーズ専門店と国産チーズを使ったお料理を作っているレストランを紹介します。

 

『チーズの声』

販売
場所:東京都 江東区平野1丁目7-7 第一近藤ビル1F
アクセス:清澄白河駅
東京メトロ半蔵門線
都営大江戸線
A3出口から徒歩で約5分

 

チーズ以外にも、ソフトクリーム、バターなども販売しています。

 

ソフトクリームは北海道の絞りたての新鮮なミルクと砂糖だけで作られていて、絶対オススメと大人気です!

 

チーズを扱ったレストランはたくさんありますが、国産チーズを使っているお店はまだまだ少なくて、調べたところ以下の2件でした。

 

今後も増えてくるかもしれませんね。

 

『DAIGOMI minamiaoyama (ダイゴミ)』

レストラン
住所:東京都港区南青山6丁目15−4 プラウド フラット 南青山
アクセス:表参道駅
東京メトロの銀座線、半蔵門線、千代田さんのB1出口より徒歩約10分
渋谷駅から徒歩約15分

 

『CHEESE CRAFT WORKS』

レストラン

【東京】
玉川高島屋S・C
ダイバーシティ東京プラザ
吉祥寺
池袋パルコ

【大阪】
茶屋町
梅田
中崎
あべのハルカスダイニング
なんばパークス

【名古屋】
名古屋PARCO


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日本人がチーズ好きになった切っ掛け

チーズ好きの日本人は多いですが、かつては人気はありませんでした。

 

日本のチーズの歴史は古く、645年の飛鳥時代には製造していましたが、チーズを食べることができたのは天皇などの限られた人達のみでした。

 

その後、江戸時代に製造、その後、輸入したこともあり、明治になるとまたチーズ製造を始めましたが当時の日本人の口には合わなかったためか広がりませんでした。

 

チーズが日本人に受け入れらられるようになったのは、チーズケーキが切っ掛けです。

 

チーズケーキ

 

当時、私は小学生で地方に住んでいて、チーズケーキなんて見たことも聞いたこともなかった昭和の時代です。

 

教育実習に来られた教員を目指されていた方が、「大学のため、東京に住んだことで1番感動したのは、チーズケーキです!」と笑顔で仰っていて、「チーズケーキってそんなにおいしいのか!」と思ったことを今でも覚えています。

 

チーズケーキブームは何度かありましたが、昭和50年頃が第1ブームで、その後、イタメシブーム、南フランスブーム、ボジョレーヌーボーブームの時にもチーズブームが起きて、チーズは日本人に定着し、今は国産チーズが大人気になっています。

まとめ

まずい、とイマイチだった国産チーズが大人気急上昇中です。

 

チーズ工房も増えていますが、酪農家が高齢化で減っているのが気になるところです。

 

農林水産省調べによると、2014年は1万8600戸だった酪農家が、2018年では1万5700戸へと減少しています。

 

このまま国産チーズの人気が高まると、生乳が足りなくなって国産ナチュラルチーズは贅沢品になるのかもしれませんね。