手術をしてくれた医者へのお礼の相場は?タイミングや渡し方!

 

病気や怪我で病院に入院して手術をする場合、担当の医師へのお礼はした方がいいのか、また、お礼をする場合、どのようにお礼をするのが一番いいのでしょうか?

 

世間では、「お礼は現金」「いやいや現金は渡さなくていい」などと意見が分かれます。

 

自分自身や大切な家族が病院にお世話になることですし、真剣に悩みますよね。

 

以前、手術をした時、医師へお礼を渡したことがあります。

 

私の経験を踏まえて、お礼をしたい場合の相場はいくらか?渡し方などを書いていきますので、是非参考にしてください。

 

病院に勤めている方から入手したリアルな情報も紹介します。

 

医者へのお礼の相場

医師への謝礼-1

 

 

手術が必要な病気になった時、手術をしてくれる医師は命の恩人になることもあります。

 

家族は先生に頭を下げて手術の成功をお願いしますし、命を救ってくれる先生にできることならお礼をしたいと思うのも当然のことです。

 

先生によってお礼の相場がありますので、紹介していきます。

 

まず、執刀医の先生へのお礼です。

 

個人病院・小規模の総合病院の場合、3万円が相場とされています。大学病院のような大病院の場合は金額がアップし5万円~10万円が相場とされています。

 

さらに大学病院の場合、教授や助教・准教授の上級な医師が担当されると、相場の1.5倍~とお礼の金額が急上昇します。

 

また、手術には麻酔科医師も重要な役割を担いますので、お礼をお送りするときは忘れないようにしましょう。相場は執刀医と同じです。

 

お礼の相場をまとめると、相場は下記の通りになります。

 

病院の規模 担当医師のランク
大学病院など 教授が執刀医 助教が執刀医 医局員が執刀医 麻酔科医
30万円~ 10万円~30万円 5万円~10万円 5万円~10万円
個人病院など 3万円 3万円

 

ですが、医師・看護師へのお礼は必ず必要ではありません。

 

患者は高額な医療費を支払って治療していただきますので、医療費にプラスしてお礼をする必要はありません。

 

とはいっても、患者としてお礼をする気持ちは大切です。

 

退院後、術後の定期診察で何年も病院に通院することになりますので、今後もお世話になるため、手術をしたら終わりではありません。

 

気持ちの一区切りでお礼をしたいのであれば、お礼をしましょう。

 

なお、お礼に決まりはありませんので、現金をお送りすることもありませんし、金券や菓子折りでも構いません。

 

医師へお礼を渡すベストなタイミング

 

お礼をお渡しする効果的なタイミングを紹介します。

 

手術日の前日までに主治医・執刀医・麻酔医・オペ看から、患者への術式や所要時間、開胸・開腹した際の合併症発生リスク、患部が想定外に広がっているときの対応策を説明していただく機会があります。

 

そのタイミングが良いとされています。担当する医師・スタッフ人数が多いときは、臨機応変にお渡しします。

 

手術前にお礼をもらうと医師・スタッフのみなさんのモチベーションがアップします。

 

もし、術式説明の機会にお礼をお渡し出来ない状況であれば、術後に機会を見計らってお渡ししましょう。退院時にお渡ししても良いです。

 

お礼は、何度も説明しますが、決まりではありません。

 

患者さんの気持ちを先生・スタッフにお伝えするツールです。また、お礼はキャッシュでなくても良いのです。金券・商品券・プリペイドカード・菓子折りなどでも構いません。

 


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病院関係者から聞いたリアル情報

 

渡すタイミングは手術前が良いですが、余裕があれば術後も渡します。

 

実際、手術前と手術後にお渡しになる患者さんはいらっしゃいます。

 

手術前に渡すのは、医師のモチベーションをよりあげてもらうため、手術後に渡すのは、これからもよろしくお願いします、という意味があります。

 

大きな病院で手術に関わる医師がたくさんいる場合は、婦長に相場を訊ねると教えてくれます

 

もちろん、教えてくださった婦長にもお礼をします。

 

医師へ渡すときは、周囲に看護師がいなくて、医師一人だけの時にしますが、いつも側に看護師がいる場合は、医師にお礼を入れた封筒を渡し、「手紙を書いてきました」と言うと、受け取ってくださいます。

 

受け取らない医師の場合は、白衣のポケットへお礼をそっと入れます。

 

公務員の医者へお礼をしてはいけない理由

 

公務員の医師・看護師・スタッフへのお礼をお渡ししたい気持ちがあることは当然ですが、独立行政法人国立病院機構に属する医療機関(病院)、国立大学法人に属する大学医学部付属病院の医師・看護師・スタッフは公務員です。

 

公務員にお礼をお渡しすると「贈賄罪(ぞうわいざい=公務員に賄賂(わいろ)を供与する罪)」になる可能性があります。

 

国立病院機構・国立大学法人に属する病院の医師・看護師・スタッフがお礼を受け取ったときは「収賄罪(しゅうわいざい)=公務員が賄賂を収受する罪)」になる可能性があります。

 

関東地方では、東京大学医学部附属病院・千葉大学医学部附属病院・群馬大学医学部附属病院・筑波大学附属病院・山梨大学医学部附属病院などが国立大学法人配下の病院ですので、お礼を渡す必要はありません。

 

また、都道府県立病院・市立病院・町村病院も同じように、医師・看護師・スタッフは地方公務員ですので、お礼をお渡しすると「贈賄罪」の可能性があり、受け取ると「収賄罪」になる可能性があります。

 

「贈賄罪」

3年以下の懲役または250万円以下の罰金

 

「収賄罪」

5年以下の懲役

 

実際に公務員の医師がお礼を受け取ったことで摘発されて検挙されたニュースを聞いたことがないので、こっそりと渡して皆が見ぬふりをしていればバレないのかもしれません。

 

ですが、医師・看護師・スタッフへのお礼は決まりではありませんので、公務員の医師には渡さない方が安全です。

 

本来はお礼をする義務はありませんし、生活が苦しい方や生活保護受給者の方へ相場通りのお礼を強要することはできません。

 

患者さんが先生・スタッフへの感謝の気持ちでお礼をすることは絶対に駄目と言うことはありません。

 

最後に

 

私自身も4年前に悪性腫瘍、つまり癌の摘出手術を受けました。

 

入院した病院は国立大学医学部付属病院で、主治医の先生はその診療科の教授でした。

 

お礼は手術後に教授回診のときに渡しました。現金は避けて百貨店共通商品券3万円相当をお送りしました。

 

看護師さん達には、退院日に洋菓子の詰め合わせ(5千円相当)を送りましたが麻酔医の先生にはお礼をしませんでした。

 

手術前に自己紹介の挨拶と手術当日に麻酔を掛けられた一瞬しかお会いできなかったためと、麻酔医師3名の先生のお名前を憶えていなかったためです。

 

私自身の悪性腫瘍は進行性だったため、放置すれば死を迎えます。

 

命を救っていただいた教授先生・献身的に看護していただいた看護師さんに、何らかのお礼の気持ちを伝えたいために現金以外をお送りしました。

 

ですが、何度も書きますが、お礼は強制ではありません。個人の気持ちです。