成人したら感謝を込めてお年玉を親に渡したい!と思い、ポチ袋に入れて渡しがちですが、実はお年玉として親に渡すのは失礼なんですよね。そこで、お年玉を親に渡すときに失敗しない方法についてについてご紹介します!
お年玉として親に渡すのはNGな理由
最近は、お正月に親へお年玉を渡すことも増えてきました。
今まで苦労をかけていた分、親にも恩返しがしたいという気持ちが込められているのでしょうね!
しかし、そもそもお年玉とは家長から年神様のお供えを分けることから始まっています。
なので、基本的には目上の者が目下の者に贈るのがマナーです。
お年玉の意味が分かると、親に渡すものとしては不適切だということも納得ですね。
親に「お年玉」としてお正月にお金を渡すことには賛否両論あるようで、本来の意味を考えると失礼、という人もいれば、気持ちがこもっていればOKという人もいます。
失礼のない形で渡したい人は「お年玉」という表現は使わない方が良いでしょう。
お年玉を親に渡すときの失礼にあたらない方法についてご紹介していきますね!
お年玉としてじゃなく表書きを変えればOK!
では、「お年玉」としてではなく、親へ渡すにはどうしたらよいのでしょうか?
親など目上の人に贈る場合は「お年賀」という表書きに変えると失礼のない形になります。
表書きを変えれば、失礼のない形になるので小さいことですが、表書きの意味は大きいですね。
そしてお年賀として贈るのであれば、お年玉で使うようなポチ袋では不適切になってしまいます。
お年賀として渡すなら、紅白の蝶結びの水引がついたご祝儀袋に包むのが正式な作法です。
こうなるとかなり堅苦しくなってしまうので、そこまで堅苦しくない親であれば、贈りたい人をイメージした可愛いポチ袋を使用してもよいのでは、と思います。
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お年玉を親に渡す相場は?
では実際に親に渡すとしたら、どのくらいの金額が相場なのでしょうか?
相場を調べてみると、金額としては1万~3万円が相場のようです。
ただあくまで相場なので、これは人それぞれで大丈夫です。
5,000円でも気持ちがこもっていれば十分だと思います。
今回の記事を作成するにあたって調べている中で興味深い話があったのですが、実際に親に「お年賀」として現金を贈っても受け取ってもらえないというケースが多いようです。
このような場合は、「お年賀」は皆で食べられるような美味しいものと、少額の現金というのも良いと思います。
また離れたところから帰省する場合は、滞在費として現金を渡している人も多いようです。
ご家庭の習慣で、親が喜ぶ形はそれぞれだと思うので、金額の相場はあくまで参考程度に留めておいてください。
お年玉を親に渡し始めるタイミングは?
人によって親に「お年玉」や「お年賀」を渡すタイミングはそれぞれだと思います。
・実家を出たとき
・就職したとき
・就職して数年たって落ち着いたとき
・結婚したとき
・親が退職したとき
このようなタイミングで渡し始める人が多いようですが、なかでも一番多かったのが、親が退職したときでした。
最近は60歳を過ぎても仕事を続けている人も多く、そのような時期に子供から現金をもらうことに抵抗がある方も多いようです。
親によってはマウント意識を感じる人もいるようで、親のプライドを傷つけてしまうことにもなりかねません><
お互い悪意はないのですが、なかなか双方の思い通りにはいかないことも多いので、「お年賀」として親に現金を贈るタイミングとしては、親が仕事を辞めて年金生活に入った時がスタートしやすいと思います。
それまでは親に気兼ねなく受け取ってもらえるような物の方が、受け取りやすいと思うので、お正月の食卓が盛り上がるようなカニやお肉、お酒などを贈ってはいかがでしょうか?
まとめ
親にお年玉を渡す時のマナーについて調べてみましたが、いかがでしたでしょうか?
何かに使ってもらいたいという気持ちの伝え方は、マナーを守りすぎると堅苦しくなってしまいますし、現金の渡し始める時期も見極めが必要ですね。
気持ちをこめたはずの親へのお年玉で失敗してしまい、年明け早々雰囲気が悪くなるのも困りますし、まずは皆で一緒に食べられる食べ物から始めてみてはいかがでしょうか?
そして親の仕事の状況などを聞き出し、「お年賀」を渡すタイミングを窺ってみましょう。
新年を家族みんなが明るい気持ちで迎えられることを心よりお祈りしております^^