塾のバイトはとてもやりがいがありますが教え方がとても重要になります。塾で教えた経験者として、塾のバイトで必要な教え方についてわかりやすくお伝えしながら、保護者のニーズに応える塾での必要な教え方をまとめています!
塾のバイトで必要な教え方とは!?塾での教え方
塾講師のバイトは、とてもやりがいがある仕事ではあるのですが、人を相手にする仕事なので、多くの責任が伴います。
生徒や保護者から見たら先生が社員だろうが、バイトだろうが関係ありません。
バイトだから、という軽い気持ちでいると務まりません。
教え方の簡単なポイントをおさえて、生徒に接するようにしていきましょう。
塾講師のバイトをしている人が抱える多くの悩みが分かりやすく教えてるつもりなのに、全然分かってくれない!ではないでしょうか?
こんな悩みを抱えてる人は次のような工夫をしてみてはどうでしょうか?
科目別の教え方については別記事でまとめていますので、ぜひ参考にしてください。
▼英語の教え方▼
生徒の心をわしづかみして、授業に興味を持ってもらためのコツ3つと高校受験受験に向けた有効な英語の教え方について紹介しています。
塾のバイトで必要な教え方とは!?メリハリをつける
60~90分の授業時間中、ずっと集中し続けるのは大人でも辛いことです。ここぞ!というときに集中してもらうため、授業時間内にメリハリをつけましょう。
授業の前半は教室の雰囲気づくりをして、生徒が話にくいついてきた頃に重要なポイントを教え、また少し緩める…
大事なポイントは生徒にもインパクトに残るような仕掛けが必要です!
そうすれば生徒も前後の記憶と一緒に授業内容も理解してくれるでしょう。
そして声のトーンも大切なポイントです!
ずっと坦々と一本調子で話すのではなく、声に強弱をつけたり、スピードの緩急をつけたりします。
集団授業の場合、いかに生徒を引きつけて、教室で一体となれるかが大切です。
塾のバイトで必要な教え方とは!?同じことを違う言葉で教える
1つのことを教えるのに、最低でも3つの言い回しは準備しましょう。
1つめの言葉で教えて理解していなさそうなら、2つめの言葉、3つめの言葉…と言葉を変えて伝えていきます。
仮に1つめの言葉で生徒が理解出来ていたとしても、言い回しを変えて伝えると、生徒側の理解がなんとなくから確信へと変わることがあります!
これは私が学生時代に塾でアルバイトをしていたときに感じた経験ですが、教育業界から離れて仕事をしている今でも意識していることです。
伝える相手が生徒ではなくなっても、人の理解を得るために有効なコツだと思っています。
塾のバイトで必要な教え方とは!?子供達をやる気にさせる方法
子どもの頃、嫌いな先生・苦手な先生っていませんでしたか?
そしてその教科は苦手ではありませんでしたか?
結局、いろんな技術やテクニックを駆使しても教えても、残念ながら生徒に好かれないと彼らには届かないのです。
まずは生徒と信頼関係を築くことが第一です!
そしてこの人の話を聞いてみよう、という風に思ってもらってからではないと授業は成立しません。
こうすることで、授業に集中すると結果が出るという成功体験が生徒も出来ますし、その先生が別の教科の先生を紹介することで、この人の紹介なら…と耳を傾けてくれるかもしれません。
学校と違って、行事などを通してゆっくり信頼関係を築く時間は塾には無いにも関わらず、結果は早く出さないといけないという大変な環境ですが、時には友達、時には兄弟、時には先生…などと自分の中でキャラクターを使い分けて生徒に歩み寄るなどの工夫で、信頼関係を早めに築いていきましょう。
生徒の成績を上げるためのコツ
保護者の方は様々な目的をもってお子様たちを入塾させてきます。
志望校合格、学校での成績アップ、勉強の習慣をつけさせたい、仲間を作らせたい…目的も意識も驚くほど千差万別です。
その目的に応じて、教え方・伝え方も変えていかないといけません。
定期テストの成績アップ
学校での成績アップをさせるためには、何といっても学校の定期テストで点数をとらせることです。
それには学校の定期テストの過去問の研究が欠かせません。
日頃から定期テスト後には生徒から問題のコピーをもらっておきましょう。
そして出題する学校の先生の傾向を分析します。学校によって同じ学年に同じ教科を教えている先生が複数人いる場合、今回の定期テストをどの先生が作るのか生徒から情報収集しておきます。
そして作成する先生が分かったら、その先生が過去に作った問題を分析します。
他にも昨年の同じ出題範囲の問題の傾向を調べたりして、ある程度出題内容が搾れたら、「ここはテストに出るかも!」と生徒に的を絞って勉強させます。
この予想が当たると、生徒から「先生すごーい!」と尊敬の目で見られます(笑)
生徒からの信頼も一気にアップですよ!
模擬試験での成績アップ
模擬試験では受験を想定した出題が沢山されます。
学校の定期テストとはかなり違うので、こちらに向けての対策も行う必要があります。
忘れがちになってしまっている前の学年で習ったことの復習に力を入れることでカバーできることが多いと思います。
部活などで忙しい生徒たちですが、いつまでにここの単元の問題集を終えておくように、などと具体的に指示を出すことで、何から手をつけていいか分からない生徒にも学習の目途がたって良いと思います。
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塾でバイトするために必要なこと
塾でのアルバイトは自分自身の勉強も欠かせません。
人に何かを伝えるには、自分自身が理解していないと教えることも出来ません。
授業のときだけ乗り切るのは、いくら子ども相手でも無理だと思います。
しっかり授業内容を予習して、出来れば模擬授業などで声の大きさや話すスピードなども人から見てもらうと良いと思います。
そして、保護者の方はアルバイトだからと容赦しません。
むしろ私がアルバイトしていた塾は、年齢や学歴など個人情報は隠すように言われていました。
アルバイトであろうと、正社員であろうと生徒や保護者から見られる目は同じです。
塾にお金を払って目的を達成させる、という保護者の方からの責任を果たすため、一人前という自覚を持って臨む必要があると思います。
まとめ
塾でのアルバイトについてまとめてみましたが、いかがでしたでしょうか?
単価だけ見ると、他のアルバイトより時給が良く見える塾のアルバイトですが、あの単価はあくまで授業中だけのものが多いものです。授業以外にもやらなければならないことは沢山ある一方、その時間は無給のところもあるので、決して単価の高い楽なアルバイトではありません。
しかし生徒の成績の結果が伴うと、とてもやりがいを感じることが出来る仕事です。
自分が学生だった頃を思い出して、真摯に生徒と向き合いたいものですね。
塾講師の仕事は、時間だけ教えれば済むわけではありませんよね。教えるからには、生徒に興味を持ってもらい成績も上がって喜んでもらいたいですから。