【秋祭り】をする意味は!?毎年行きたくなる有名な秋のお祭り

 

『祭り』は、神様・仏様・先祖の御霊に祈願・感謝する儀式のことを言います。

 

日本人は祭り好きな方々が多く、年に2日~3日の祭りのために1年間準備をするほどの熱心な地域もあります。

 

日本には春夏秋冬の四季がありますが、その中で「夏」「秋」に祭りを実施する地域が多いです。どうして夏と秋にお祭りが多いのか不思議ですよね?

 

秋に祭りをおこなう地域の方が多いようですが、夏祭りと秋祭りの違いや、有名な秋祭りについても紹介していきますね。

 

お祭りをする理由|『夏祭り』と『秋祭り』の違い

 

まずは、夏祭りと秋祭りの違いについて紹介していきます。

 

 

夏にお祭りをする理由

 

夏祭り

 

「夏」に実施される祭りは、先祖の御霊をお迎えする儀式の「お盆」に合わせて行われます。

 

東京・横浜・東北地域は、7月盆と言われ、7月13日~7月16日頃にご先祖様の御霊をお迎えした際に祭りが行われます。

 

東京・横浜・東北地域以外は月遅れの8月盆で、8月13日~8月16日頃にご先祖様の御霊をお迎えし、祭りが行われます。

 

企業・団体では8月10日頃~8月16日頃にお盆休暇となり、帰省してご先祖様の供養をします。ご先祖様供養する代表的な『夏祭り』が、櫓(やぐら)を囲んだ盆踊りのお祭りです

 

 

秋にお祭りをする理由

 

秋祭り

 

『秋祭り』は、10月を中心にして、9月頃~11月ころに行われます。

 

現在は、居住地域にお祀りさせている神社の「秋の大祭」になっています。

 

「秋」に実施される祭りは、神様・仏様・先祖の御霊に祈願・感謝する儀式では無いようです。

 

「秋」は私達の主食の稲穂が実りを迎える季節ですよね。また、「秋」は作物以外にも山の幸・海の幸が豊かにあります。

 

『秋祭り』をする理由は、農作物の収穫に感謝することなのです。

 

ご先祖様達は、『秋祭り』を開催する準備に何日・何十日・数ヶ月と費やしていました。

 

『秋祭り』は、雪解けの頃に始める田おこしから、梅雨時期に入る前の重労働の、

 

  • 田植え
  • 雑草の除去
  • 疫病の防御
  • 収穫

 

などの辛い重労働が一区切りした打ち上げを『秋祭り』に置き換えて、皆で労い合い、収穫の喜びと収穫の感謝をする機会なのです。

 

農業に従事する方は、自然との闘いです。梅雨が開けずに夏が到来しないこと、夏になって雨が降らないこと、冷夏となり日照が減少してしまうこと、台風の襲来などを乗り切ります。

 

稲

 

乗り切った結果、黄金色に輝いた稲穂が実るのです。その季節が「秋」です。

 

黄金色に輝いた稲穂は宝物です。宝物を収穫できたことを感謝する祭りが「秋」の収穫祭です

 

秋にお祭りをする理由の一つに、町中・村中・地域の皆様が協力して準備をするコミュニケーションの場であったことが明らかです。

 

現在も『秋祭り』に準備をする風習や慣習は引き継がれています。『秋祭り』を開催して成功させる目標を地域全体で共有しているのです。

 

祭りのうちわ

 

 

『夏祭り』と『秋祭り』の違いをまとめると、

 

◆『夏祭り』
ご先祖様の御霊に祈願・感謝する意味と、農作物への疫病退散祈願祭

 

◆『秋祭り』
農作物を収穫できた感謝とともに、交流を深める目的。

 

 

新嘗祭(にいなめさい)とは?

 

 

元来、『秋祭り』は農作物の収穫祭でした。穀類(特に稲)を刈始める祭りの「八朔(はっさく)」から、収穫の感謝を込めた祭り「収穫祭(しゅうかくさい)」に至る一連の祭礼行事を指します。

 

テレビの報道番組で、天皇陛下が皇居内で育たられた新穀を天地の神々にお供えし、自ら収穫した新穀を召し上がる祭事が報道されます。この宮中行事を「新嘗祭(にいなめさい)」と言います

 

秋祭りで有名なお祭り

 

岸和田だんじり祭り

 

『夏祭り』と『秋祭り』の違い、お祭りをする理由がわかりましたので、次に、日本国内で有名な『秋祭り』を紹介します。

 

大阪府の岸和田『だんじり祭り』

 

毎年9月19日~20日に開催されます。1703年、岸和田藩主岡部長泰公が五穀豊穣を祈願して行った稲荷祭が始まりと伝えられています。

 

300年以上の伝統を持つ行事で、重さが4tを超える「だんじり」を街中勢いよく引き回す、迫力あふれる秋祭りです。

 

 

京都府の『時代祭』

 

毎年10月22日に開催されます。

「時代祭」は、祇園祭・葵祭と京都三大祭のひとつに数えられる秋祭りです。総勢2,000名の方々が2kmに渡り繰り広げる時代風俗行列は圧巻です。

 

 

長崎県の『長崎くんち』

 

毎年10月7日~9日に開催されます。

 

諏訪大社の秋の大祭で、国の指定重要無形民俗文化財に指定されています。

 

博多おくんち・唐津くんちと日本三大くんちと呼ばれ、秋の収穫品を奉納する舞いが有名です。異国情緒漂う秋祭りです。

 

ハロウィン

 

ハロウィンランタン

 

世界的に有名な秋のお祭りに「ハロウィン」があります。

 

毎年10月31日に行われ、アメリカ合衆国では古くから行われている収穫祭ですが、日本ではイベント(特にコスプレ)として、今では超有名になりました。

 

アメリカなどでは、黄色い南瓜の中身をくり抜いて「ジャック・オー・ランタン」を作って飾ります。

 

子供達が魔女・お化けに仮装して「お菓子をくれないと悪戯するぞ!」と掛け声を出しながら近所のお宅を訪ね、お菓子をもらう風習です。

 

「ハロウィン」は日本での認知度が低いお祭りでしたが、1990年代よりTDL(東京ディズニーランド)が「ハロウィン」イベントを始めたことから、日本国内に「ハロウィン」祭りが広まっていきました。

 

2000年代になると菓子製造業者が「ハロウィン」に参入するようになり、8月の残暑見舞い商戦がお終わると、早くも「ハロウィン」の装飾に移行し、「ハロウィン」商戦がスタートします。

 

この2000年代から、仮装・コスプレのイベントとして日本式に変異した「ハロウィン」が行われています。

 

2011年からはUSJで「ハロウィン・ホラー・ナイト」と言うホラー系のイベントが開催させています。

 

2010年以降は仮装した人たちが東京の渋谷駅に集まるようなり、有名なイベントになりましたね。

 

2017年10月31日には、渋谷駅「ハチ公口」近辺は交通規制されるようになりました。

 


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最後に

 

『秋祭り』は、農作物の収穫に感謝する意味が強いのが特徴です。

 

太古からとても重要なイベントでした。

 

最近は、秋のイベントというと「ハロウィン」を身近に感じる人が多いと思いますが、日本国内での歴史は30年ほどです。

 

日本でのハロウィンイベントに比べて、前章で紹介した日本国内の収穫祭は、数百年の伝統があり引き継がれています。『秋祭り』の共通点は、農産物の収穫祭といえます。

 

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