私と同僚の体験も含めて、「上司と合わなくて会社を辞めたい!」と思った時にすべきことについて紹介しますので、是非お読みになって参考にして下さい!
上司と合わない同僚が悩んだ末に転職した経緯
私の勤め先はある日M&Aにより空中分解し、私たちは異なる企業に雇用され再スタートしました。
元の勤め先は東京都江東区有明にあるタワービルに構えていましたが、再スタートした地域は横浜高島町・千葉県柏市・静岡県沼津市・長野県小布施町と分散しました。
転職した同僚が長野県小布施町に転勤してから毎晩私の携帯電話が鳴り出しました。
上司は変わり者で毎日怒りがわいてくる
と近況報告をしてきました。
日増しに口調が厳しくなり、やがて
あの上司とは一緒に仕事ができない!
に変わりました。
1ヶ月~2ヶ月後には
毎日嫌でたまらない、体重が5~6kg落ちた
と相談内容がエスカレートしていきました。
私自身は東京から長野県に赴任して上手くいかなのであれば、斡旋紹介してくれた人材エージェントに相談してみることを勧めました。
その次の月に再転職先が決まり、川崎市の職場に転職しました。
それからは順調に働いているようです。
後から聞いた話ですが、長野県小布施町企業の担当上司は変わり者で有名とのことでした。
長野県小布施町の企業にクセ者がいるのであれば、人財斡旋エージェントも気遣ってくれれば、元同僚は合わない上司の下で半年間を我慢せずに済んだと思います。
上司と合わないと悩み退職しようと思った時にすべきこと
日本の企業・団体は人事制度上、管理・監督職(上司)は構成する部下を選択することが可能ですが、部下は上司を選択できません。
HH(ヘッドハンティング)により転職された方は特例がありますが、通常、特例制度はありません。
配属されたら上司・構成部課員と上手く付き合うことが求められます。
残念ながら「合わない上司」が存在します。
「合わない上司」だから会社を辞めようと決意し退職も可能ですが、一歩引いて制度や他部署の上司など周りを見てみましょう。
ジョブローテーションを利用する
専門職・技術職でなければ、社内の人事制度でジョブローテーションがあります。
「嫌な上司」「自分自身」が人事異動になるかも知れません。
ジョブローテーションは配属後2年程度で異動が実施されます。人脈ネットワークを駆使して今後の動向を探ることを試してみてはどうでしょうか?
上司と合わないと悩んだ時に実践した私の対策
上司が合わないときの対応策を私の経験を含めて紹介します。
自分を「助けてくれる方を大事にする」ことです。上司との関係が最悪に至っても、所属部門の社内には助けてくれる先輩・同僚がいるはずです。
助けてくれる先輩・同僚は、上司から叱責される姿を見ると「できるだけ助けてあげよう」とする気持ちを持ち合わせる方です。
上司が合わずに職場で苦労している姿を見ている応援団がいます。その気持ちで上司に接すると気が楽になります。
また、職場内・社内の様子がウワサになることがあります。
同じ社内でも部署が異なると名前すら知りません。
大変そうな状況だけど、困ったときは相談に来てね!できる限り支援するからね!
と励ましの声を掛けてくれました。
声を掛けてくれた方は営業部の事務方で、女性社員うわさネットワークで話題になっていました。
「酷い上司にパワハラされている若手がいる」との噂です。その優しい声掛けのおかげで、気が晴れることもありました。
次は、直属の上司以外の管理・監督職に報告することです。
根回し社会の日本の商習慣では「喫煙ルーム」「休憩所」で重要事項が決まるとも言われています。その「喫煙ルーム」で他部署の管理職に直訴しました。
その翌月に人事異動が決まり、合わない上司から開放された事例があります。
私自身も他社から赴任した部長と部員が合わず困惑したことがありました。
他部署の役員・部長職に何回も繰り返し直訴しました。他社から赴任した部長は9ヶ月で自社に帰任しました。根回しによって状況が改善するケースがあるのです。
私のように対策できるケースもありますので、諦めずに話を聞いてくれる人を見つけて相談することです。
人事担当者などにコミュニケーションをとる
「上司と合わない」から会社を辞めることは最終手段です。自分自身が一家の世帯主で奥さん・お子さん・住宅ローンを抱えていれば、最終手段に進めないと思います。
前章でも説明しましたが、周りを見てくれる支援者が居ることを忘れないでください。現在の噂はお喋りからSNS化されています。
最近、ハラスメントは悪である風習が広まっています。「嫌な上司」の噂はあっという間に部長職・役員・人事担当まで行き渡ります。支援者が助け船を出してくれることがありますので、少し待ちましょう。短期はソン気です。
また、「嫌な上司」の管理者や人事担当者とコミュニケーションをとり、現状を伝えることです。退職することを前提にしていれば、怖いものはありません。
積極的にアポイントメントを頂き、直訴してみましょう。効果がなければ、最終手段、つまり転職を実行するのです。
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転職は最終手段
上記の探索で良い結果を得ることが叶わなかったら「最終手段」です。
精神的な疾患に罹患してしまうと完治するまで、想定外の時間を要します。
転職を決めたら、公共職業安定所(ハローワーク)・就職転職紹介会社に登録して転職活動を始めておきましょう。
最後に
転職する際には前職を退職した理由を質問されます。
正直に「上司が合わない」「嫌な上司」だったので、辞めました。」と返答すると転職先採用担当者は「わがままな奴」とネガティブに扱われる可能性があります。
例えクセ者上司や社内で評判が悪かった上司だったとしても、採用面接の方にはあなたの方に問題があると受け取られてしまいますので、好印象を与える答えを用意しておくことです。
また、「合わない上司」に巡りあったことで、転機が到来したとポジティブに捉えれば、転職して活躍する意欲が湧いてきますよ。