人と人間とヒトの違い!例文も取り入れて簡単にわかりやすく説明

「人」「人間」「ヒト」の違いはなに?と思ったことはありませんか?それぞれの意味を説明していきますね。

 

「人」の読み方と使い方

人と人間の違い

 

 

「人」とは、「ジン」「ニン」「にん」「ひと」と読み方が色々とあります。その読み方によって意味合いが異なります。

 

「ジン」「ニン」は、「ひと」を示し、「ジン」と「ニン」は熟語として多用されます。

 

例えば「ジン」は「人道」「人格」「人物」「人員」「人口」「人工」「人権」「成人」「万人」「無人」「有人」「友人」「法人」などです。

 

「ニン」は「人情」「人間」「人足」「人数」「仙人」「商人」「売人」「芸人」「病人」「悪人」「他人」などです。

 

「ひと」が関連した動作・行為の熟語に多用されています。また、「ジン」「ニン」はひとのからだを示します。「人体」「人形」「人魚」などです。

 

「にん」は、ひと(人)・ひとがら(人柄)を示します。

 

例えば、
「ひとを見て判断する」
「ひとがらを見て判断する」
「ひとに左右される」
「ひとがらに左右される」などと使用します。

 

また「にん」は数を示す熟語で使用します。例えば、「何にん」「幾にん」「にん数」で使います。

 

「ひと」は、

  • 乳類の中で最も高等な動物の一類を示します。知能が高位で言語を利用して社会生活を営む生物です。
  • 人類です。例えば「人類は火を使う文化を取得した」「人類は生殖器を保護する布を使用した」などです。
  • 世間一般の人を指します。➃自分以外の人を指します。他人のことです。例えば、「ひとの褌(ふんどし)で勝負する」(他人のものを利用して自分のものにすること=現在は利用しないかも知れません)と自分自身以外を「ひと」と称します。

 

 

人間とは

 

「人間(にんげん= human being)」とは、

①人の住むところ

②世の中のこと

③世間のこと

➃人と人の関係の世界のことを示します。

 

「ひと」と「ひと」のコミュニティを「人間(ひと・あいだ)」を概念的に表す用語です。

 

「ヒト」は猿目ヒト亜族に属するホモ・サピエンスです。生物学上の日本語表記です。生物学上の分類される生物表記は、カタカナを用いて表記することが多くあります。

 

「人(ひと)」は個々を示します。「人間(にんげん)」は集合体を示します。

 


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「ヒト」とは

 

「ヒト」は学術上の分類で使用します。

 

「人」「人間」「ヒト」の前後に修飾する単語を加えると、深い意味を持つ熟語に変異します。

 

「人」「人間」「ヒト」のそれぞれの違いを見出すことは難しいですが、「人」「人間」の相違点、「ヒト」「人」の相違点を説明してみますね。

 

「人」と「人間」の違い

 

「人間」とは「人」の「間」と書きますよね。

 

「人」に「間」をプラスすると「人間」になります。人間とは人の間であり、世間のことを言います。

 

「人間は人ではない」と哲学的な表現をされる識者がいらっしゃいます。

 

「人」は個々を示すので、個々との間隔「間」が希薄になると揉め事が生じ争い事が生ずるようになりますので、ある程度の距離間の「間」をとって接する方が世渡り上手になります。

 

「人(ひと)」は中国から伝来した日本語です。

 

「人間(にんげん)」は社会的存在を表すときに使用します。

 

上記の説明の通り「人(ひと)」は個々を示し、「人間(にんげん)」は「人(ひと)」を象徴したように使用します。

 

例えば、
「人(ひと)のことを気にするな!」と使用しますが、「人間(にんげん)のことを気にするな!」とは使用しません。

 

「人(ひと)でなし!」と使用しますが、「人間(にんげん)でなし!」とは使用しません。

 

また、「人間(にんげん)国宝」と使用しますが、「人(ひと)国宝」とは使用しません。

 

「今の職場は人間(にんげん)関係が上手くいかない」と使用しますが、「今の職場は人(ひと)関係が上手くいかない」とは使用しません。

 

「人」は個々、「人間」は象徴・社会的な存在ですので違う意味になります。

 

「人(ひと)」は個々を認識し、「人間(にんげん)」は「人(ひと)」と「人(ひと)」が複数・集合体であり、「人(ひと)」と「人(ひと)」の個々のあいだに「間」があるので「人間」であると認識してみましょう。

 

「ヒト」と「人」の違い

 

「ヒト」は生物学上の分類に用いる言葉だと認識しましょう。

 

生物学の概念では「ヒト」は動物の見方です。歴史的に猿から猿人、人間になった進化生物学的な生き物が「ヒト」です。

 

上記でも説明しましたが、 「人(ひと)」は個々を示し社会経済的な生活を営む人間です。

 

「人(ひと)」は集落・町・市をつくり、都市を形成・発展してきました。

 

その結果、ルール・マナー・身分・権利をつくり出し、豊かで安心・安全が社会生活を営んでいます。

 

最後に

 

「人」「人間」「ヒト」を簡単にまとめますね。

 

●「人(ひと)」は個々を示します。
●「人間(にんげん)」は「人(ひと)」のコミュニティを示します。

●「ヒト」は生物学上の分類を示します。

 

特に「人(ひと)」と「人間(にんげん)」の違いをはっきりさせるのは難しいです。

 

「人(ひと)」は個々を示しますので、複数形は「人(ひと)たち」「人(ひと)々」と称し、「人間(にんげん)」とは言いません。

 

また「日本人」「アメリカ人」「イギリス人」などの呼称は、個・複数形ともに使用可能です。

 

日常生活では、「人(ひと)」と「人間(にんげん)」の使い分けは意識しなくても大丈夫です。