フロントガラスが凍りそうな日は10分でも早く起き、対応すればいいのですが、寒い日の朝は10分でも布団の中に入っていたいですよね。そんな時の朗報です。なんと、フロントガラスの凍結を一瞬で除去する方法があるのです!
紹介していきますので、是非お役立て下さい!
フロントガラスの凍結は水とアルコールで一瞬で除去できる!
身近にある安価な日用品で簡単に対処できる方法を説明します。
用意する日用品は「水=水道水・井戸水OK」と「消毒用アルコール」です。
カップ1/3に「水」+カップ2/3に「消毒用アルコール」を入れてかき混ぜます。料理番組風に言うと「水」1に対して「消毒用アルコール」は2の比率です。
水:1/3
かき混ぜた液体をスプレーボトルに入れて、凍結したフロントガラスに吹き掛けると、一瞬で霜を除去できます。
「消毒用アルコール」は揮発性が強い性質ですが、凍結しにくい性質があるため、魔法のような技を掛けられるのです。
スプレーボトルは車中に装備しておくと良いでしょう。「消毒用アルコール」は凍結しにくい性質ですので、凍って使用できない状態になりません。
霜を除去するスプレーが市販されていますが、使いたい時には無いことが多いです。自宅で簡単に用意できますので、試してみてはいかがでしょうか?
フロントガラスの凍結を自然に除去する方法
車のフロントガラス凍結してしまった時の通常の方法も紹介しておきます。
エンジンをかけて暖房エアコンのスイッチを入れ、暖気の吹き出しきをデフロスターに切り替えて徐々に溶かします。
フロントガラスの霜が頑固に付着していると時間がかかります。さらに見ただけではわからない負荷をフロントガラスに掛けていますので、無理に除去すると微細な傷を付けてしましますし、急いでいる朝にお湯を沸かして対応することは至難の技です。
ということで、紹介した「水」と「消毒用アルコール」で作ったフロントガラス用除去の液体を事前に用意しておくことをオススメします。
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凍ったフロントガラスにお湯をかけるとヒビが入るわけ
凍結したフロントガラスを除去するために、沸かしたての熱湯を掛けてはいませんか?
朝の忙しい時間に、早く凍結を除去して出掛けたい気持ちはわかりますが、絶対にNGな動作が熱湯を掛けることです。
ガラスは急激な温度変化に弱い性質です。
フロントガラスが凍結する原因
フロントガラスが凍結する原因は「放射冷却」です。夜間に、日中温められた地上の熱が上空へ上昇します。熱が上昇したことにより地上の気温が一気に下がります。
特に前日が快晴の晩は「放射冷却」により空気中にある水分が一気に冷やされます。一気に冷やされた細かい氷が霜に変異して自家用車のフロントガラスに降り注ぐのです。
最低気温が記録される午前5時~6時頃には、フロントガラスに降り注がれた霜が更に固くなるのです。
前日が快晴ではなく、くもりの場合は「放射冷却」にはなりません。地上の熱の上昇を雲がブロックし、保温効果機能がはたらき保温効果によって空気中にある水分は一気に冷やされないため、フロントガラスは凍結しないのです。
学生時代、学校で、水は0℃が「凝固点」と習いましたが、実際に庭や公園の池の水は単純水ではありません。0℃を下回った気温になると氷が張るようになるのです。空気中の水分が多い日(高湿)の朝はフロントガラスが凍結します。
また、今朝の気温が昨日の朝よりも寒いケースでもフロントガラスが凍結しないことがあります。
フロントガラスを凍結させない簡単な方法
車のフロントガラスが外気に接していると凍結しますが、外気をさえぎることができれば凍結せずにすみます。車の駐車場が屋内にあるケースや車庫が屋外であっても屋根の下に駐車すれば凍結を防ぐことが出来ます。
駐車場が屋内に無く、車庫に屋根も無い場合は「霜除けフロントガラスカバー」を用意しましょう。ホームセンターや自動車用品店で300円~1,000円未満で販売されています。
原っぱや砂利駐車場の方は「カバー」を購入して凍結を防ぎましょう。「カバー」が盗難にあうことは滅多にありません。
最後に
凍結したフロントガラスを解凍するには、車に標準装備されているデフロスター機能を使って徐々に解凍します。
なお、対処することも考えて、前日の天気予報を聞いて翌朝に備えましょう。前日からに天気予報をよく見聞きすれば、朝の状態がわかります。
寒冷地の気象予報士は、明日の朝は「放射冷却」で冷え込みます。「車のフロントガラス凍結に注意して下さい」とアナウンスしていると思います。
早起きが厳しい場合には「フロントガラスカバー」の用意、市販の解凍スプレーの用意、紹介した身近な日用品で作ることが出来る魔法の液体の用意をしておきましょう。
凍結したフロントガラスを見て慌てずに、解凍グッズ・凍結予防の準備をしておくことが大切です。