肩の骨が「ゴリゴリ」と悲鳴をあげていることはありませんか?
また、「肩凝りかも!?」と腕を回すと「ゴリゴリ」と音がすることはありませんか?
肩や肩甲骨周囲は頭部に近いので、「ゴリゴリ」の音が気になります。
肩がゴリゴリ鳴る原因と解消方法について紹介していきたいと思います。
肩がゴリゴリ鳴る原因
肩がゴリゴリ鳴る原因は、肩こりの可能性がありますが、肩こりが進行すると、肩・肩甲骨周囲に歪みが出てきます。
歪みの影響で腕や肩を回すと関節が詰まり、摩擦で「ゴリゴリ」というのです。
肩・肩甲骨周囲で「ゴリゴリ」鳴るのは、長年蓄積した肩甲骨の老廃物が原因という説があります。
肩甲骨の周囲の筋肉の動作が悪化して、血流が鈍化して老廃物が蓄積します。その蓄積された老廃物が「ゴリゴリ」と叫ぶのです。
生活習慣
肩がゴリゴリ鳴る原因には、生活習慣が影響しているとも言われています。
現代人はスマートフォン・タブレット端末・PCの情報機器の普及により、前かがみになる動作が多くなっています。そのため、肩甲骨・背骨・肋骨・鎖骨の動きが悪くなっています。
特に、パソコンを多用する業務では、前傾姿勢になり「猫背」状態になりますので、1時間操作をしたら、5分間姿勢を真っ直ぐに正しましょう。
ゴリゴリの種類と警告
肩のゴリゴリには種類があり、警告も違います。
1.前傾姿勢をすることが多い場合は、肩甲骨と肋骨が交錯しておきます。
2.痛みを生じる場合は、周囲の筋肉・臓器に炎症があるケースがあります。
3.背中に痛み・肩甲骨の痛みがあるケースは、肩凝りが重度化する可能性があります。
4.運動不足や姿勢が悪いと、肩周辺の身体が硬化している可能性があります。
また、肩甲骨から「ゴリゴリ」と音が生じて、放っておくと酷い肩凝り・五十肩・背中の痛み症状に至るケースがあります。
何年後に重篤になる可能性はゼロではありません。「ゴリゴリ」音は身体からの警告です。健康維持のため固まった身体を柔軟にする時間を作りましょう。
五十肩
肩甲骨の周辺に炎症が起きると「五十肩」を発症します。「五十肩」は激しい痛みが治まっても肩・上腕の動作が鈍化します。
時間が経過することで炎症は緩和されますが、完治はしません。徐々に肩・上腕の動作に影響が出てきます。
「五十肩」の前兆症状は、
- 腕が肩より上にあがらない
- 患部を下にして睡眠できない(夜中にズキズキと痛み気になって睡眠できなくなる)
- 電車・バスの吊り革をつかむ動作が難しくなる
以上のような症状が見当たるケースは、整体院・整形外科を受診して悪化を抑止しましょう。
今まで普通に動作していることに影響があると、日常生活に支障がでますので、早期対応が重要です。
肩のゴリゴリを治す方法
肩のゴリゴリを治す方法を紹介します。
肩のゴリゴリを治す方法【日常生活簡単バージョン】
肩の骨が「ゴリゴリ」と叫ぶ症状や、「五十肩」が疑われる症状が出たら、姿勢を正すことです。
次に簡単な運動で緩和します。両手をあげて深呼吸する、身体を後方姿勢に反らすことで楽になります。
それでも改善しないときは、整形外科・整体院を受診して医学的な治療を施して貰うことも大切です。
肩のゴリゴリを治す方法【ストレッチ】
肩から「ゴリゴリ」音が出たら、関節に歪みや老廃物の蓄積、血流の鈍化が考えられます。
1日に5分から10分程度でできる簡単な3つのストレッチを紹介します。
- 肩甲骨ストレッチ
- タオルを使用した運動
- 生活習慣に簡単な動作を組み入れる
[1.肩甲骨ストレッチ]
両手の手先から肘を合わせるだけで肩甲骨が開くストレッチになります。
その合わせた状態で、肘を上下に動かす・時計回りに動かすと効果が発揮できます。簡単なので直ぐに実行できます。
[2.タオルやチューブを使う運動]
- あぐら姿勢で座る。
- 手を広げてチューブ(タオルでもOK)の両端を持ち、そのまま頭の上に持っていく。背筋を伸ばし両肘は真っ直ぐ。
- 両肘をゆっくり曲げて、持っているタオルが後頭部を通り首の後ろまで移動する。
- 両肘を伸ばしで、頭の上に持っていく。
この3、4の運動を1日10回実施すると効果的です。但し、痛みを生じた際は中止しましょう。
[3.生活習慣に簡単な動作を組み入れる]
日常生活習慣に簡単な動作を組み入れる方法です。
- 起床した時に身体を伸ばす。
- 洗面時に鏡の前に立ったとき大きく胸を張り、2回~3回深呼吸する。
- 出掛ける前に、両耳の横に腕を付けて大きくバンザイをする。
デスクワークの場合、仕事の休憩時間に、椅子に座ったまま首の後ろに両手を持っていきます。そのまま後ろに身体を反らしま。2分~3分で済ますので、挑戦してみて下さい。
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最後に
肩がゴリゴリ鳴っても放置している人が多いようですが、関節が詰まり摩擦を生じますので、周囲の血管の血流状態にも影響があります。
肩を回すとゴリゴリと音がした、肩甲骨を回わすと痛みを感じるきは、自分自身から注意信号が出ていることです。
黄色信号の警告を放置すると、「五十肩」になり赤信号です。電車やバスの釣り革をつかむことも難しくなります。
肩こりは血流が芳しくない症状ですので、日常生活で遭遇したしたことのないことが発生したら、整形外科・整体院を受診しましょう。
自分で出来る解消方法を紹介しましたが、肩・肩甲骨の歪みは徐々に首・頭部まで影響し、偏頭痛・倦怠感・吐き気の症状を起こす可能があります。
そうなると、もう自分自身では手に負えませんので、医療機関の受診をお勧めします。