秋は「スポーツの秋」と聞きますよね。
なぜスポーツの秋と言われるのでしょうか?
20年位前は、秋といえば運動会・体育祭の季節でしたが、最近の小学校・中学校は春に運動会を実施しているところもあります。
2020年の東京オリンピック・パラリンピックは猛暑の7月と8月に開催されます。
スポーツと秋が無縁に思えますよね。
将来的には、スポーツの秋という言葉だけが残っていくのかもしれないですね。
どうしてスポーツの秋と言われるようになったのか、まとめましたので是非読んでください!
違う季節になった可能性もあるのね!
知らなかったわ!
スポーツの秋の由来
スポーツの秋と言われる由来ですが、はっきりとした理由はわかりません。
ですが、秋は暑かった夏が過ぎ去り、過ごしやすい季節になります。
また、お米が収穫できる実りある季節であることと、夏の暑さで落ちた食欲が戻ってくる季節でもあります。
健康面でも運動によって代謝を高める季節が秋です。
夏季は少しの運動で汗をかきますので、基礎代謝が高いと思いがちですが、体温を上昇する必要がありませんので、基礎代謝は低下します。
スポーツは9月頃~11月頃が最適と言われています。
この秋季に運動をすれば、基礎代謝が上昇してダイエットの効果が期待出来ます。
秋にしっかりと運動をして筋肉量を上昇させることで、代謝が活発になります。冬季に向けての冬太り抑制にもなります。
「秋のスポーツ」のはじまりは東京オリンピック
秋のスポーツと言われるようになった由来ははっきりとわからないと述べましたが、1964年に東京オリンピックが開催され、開会式を10月10日にしたことから「体育の日」として国民の祝日になりました。
秋にスポーツを楽しむことが徐々に浸透して「スポーツの秋」のキャッチフレーズが誕生したようです。
そのため、スポーツの秋と言うワードの発生源は、1964年に開催された東京オリンピックだと思われます。
10月10日は「体育の日」の国民の祝日になり、近年はハッピーマンデー制度により、10月第2月曜日が「体育の日」になっています。
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東京オリンピックが秋に開催された理由
なぜ、東京オリンピックは10月10日に開催されたのでしょうか?
気象統計で10月10日が晴天だったことが多かったためです。
実際に、1964年10月10日は「雲ひとつ無い爽やかな晴天」でした。
10月10日に決定する前に、秋に開催されることが決まったのですが、その理由は以下のとおりです。
当時のオリンピック組織委員会は、10月の開催は、台風が接近する可能性が多くかつ台風が発生する予測が困難なため5月に開催する予定でした。
しかし、近代オリンピック発祥のヨーロッパ諸国・北欧諸国・ソビエト連邦(現ロシア)から猛反対を受けて10月開催に落ち着いたそうです。
最初から秋の開催を考えていたわけではなかったわけです。
東京オリンピックが秋に決まり、気象統計から日付が決まったのです。
秋に東京オリンピックが開催になった影響から、10月は「スポーツの秋」というイメージになりました。
現在の夏季オリンピックは、1964年東京大会と異なり、7月~8月の夏季に開催されています。
2004年ギリシャ・アテネ大会は8月開催、2008年中華人民共和国・北京大会は8月開催、2012年イギリス・ロンドン大会は7月開催、2016年ブラジル・リオデジャネイロ大会は8月開催と夏季に開催しています。
最後に
スポーツの秋という言葉ができて世間に定着した由来ははっきりとしませんが、1964年の10月10日に東京オリンピックが開催されたことが起源だと思われます。
オリンピックはスポーツの代表的な祭典であるとこから「スポーツの秋」と言われるようになりました。
世界大戦敗戦国になった日本は、20年足らずで東京オリンピックを開催しました。1964年10月10日はまさに秋の真っ只中でした。
涼しくなる秋はスポーツを始め「食欲の秋」「読書の秋」とも言われます。
爽やかな風が吹く中で気持ちよくスポーツをして、アフターに秋の旬な食材を楽しみましょう。
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