天外者のキャストとあらすじ!三浦春馬が代表作にしたいと語った力作

2020年12月11日公開の映画「天外者」(てんがらもん)とは、鹿児島の方言で、すごい才能の持ち主という意味です。五代友厚演じる主演の三浦春馬さんは、自分の代表作にしたいと発言していましたので期待がふくらみますね!映画のタイトルと同じ天外者だった三浦春馬さんをはじめとした天外者のキャストとあらすじについてご紹介します!

 

天外者のキャストと役どころ

天外者のキャストとあらすじ

 

『天外者』は実業家だった五代友厚の物語。五代役の三浦春馬さん他、三浦翔平さん、西川貴教さんなど豪華俳優陣も出演します。天外者のキャストとそれぞれの役どころについてご紹介します。

 

五代友厚(三浦春馬さん)

<五代友厚について

大阪商工会議所の初代会頭で、大阪の恩人とも言われています。もともとは薩摩藩士でしたが、藩や国を越えて知識や技術を学び、外国事務局判事として大阪在勤となったことをきっかけに大阪に渡ってきます。その後、大阪を立ち直させるべく、事業家に転身して様々な事業を展開します。

 

<三浦春馬さんについて>

生年月日:1990年4月5日

出身地:茨城県

出演した主な作品:ドラマ『14才の母』『ごくせん第3シリーズ』『ブラッディ・マンデイ』『ラスト♡シンデレラ』『大切なことはすべて君が教えてくれた』『おカネの切れ目が恋のはじまり』・大河ドラマ『おんな城主 直虎』・ミュージカル『キンキーブーツ』・映画『恋空』『君に届け』など

 

三浦春馬さんは幼い頃から子役として活躍し、NHK連続テレビ小説「あぐり」でデビューしました。強い責任感の持ち主で一度役に入ると、とことん入り込んでしまうほど、役作りに没頭される方でした。アクションからミュージカルまで何でもこなせる俳優さんでしたが、2020年7月急逝されました。

 

<三浦春馬さんコメント>

2019年の秋に、新たな作品の撮影で薩摩藩士として生まれて、実業家として大阪の経済発展に貢献した五代友厚を演じさせてもらったのですが、歴史的な人物をしっかり演じなければならないというこの撮影を通して、自分の意識の変化を実感しました。とても役者冥利に尽きるというか、長いこと役者をやってきましたが、これほど重責を感じることはなかなかありませんでしたね。もちろんどの作品にも責任を持って臨んでいますが、第一に実在した人物を演じるということの責任感と、特に今回は“五代友厚プロジェクト“という支援会の方々が現場にいらっしゃることがあり、五代さんのことを研究してきた方々や、五代さんのことを純粋に応援したいといった方たちとの交流が多かったんです。そういう方々が打ち上げにも参加されるぐらい、役柄との繋がりの強さであったり、ひとつの作品を作る上でこんなにも大勢の方が関わってるという実感をいつも以上に感じられる現場で、史実を扱うことの責任の重さみたいなことを今までにないほど感じていました。

引用元:日本製(三浦春馬著書)

 

坂本龍馬(三浦翔平さん)

<坂本龍馬について>

土佐藩氏として生まれましたが、脱藩して倒幕や明治維新に尽力します。長らく蟠りがあった薩摩と長州の間に経済的な結びつきを生み、両藩の隔たりを埋めていきます。人と人を結びつける能力に長けていたことから、今でも歴史上の人物としてはファンが多い人物です。

 

<三浦翔平さんについて>

生年月日:1988年6月3日

出身地:東京都

出演した主な作品:ドラマ『ごくせん第3シリーズ』『花盛りの君たちへ~イケメン☆パラダイス~2011』『教場』『M 愛すべき人がいて』・映画『THE LAST MESSAGE 海猿』など

 

2007年に若手イケメン俳優の登竜門である「ジュノンボーイコンテスト」でフォトジェニック賞と理想の恋人賞をW受賞するほど、インパクトを与えた三浦翔平さん。俳優さんながら親しみやすさがある雰囲気でバラエティ番組でもご活躍されています。プライベートではモデルの桐谷美玲さんとご結婚され、2020年7月には男の子が誕生したことも報告されています。天外者で主演を務めた三浦春馬さんとは共演した作品も多く、親友と呼ぶ間柄でした。

 

<三浦翔平さんのコメント>

この度、歴史的偉人である坂本龍馬役をやらせてもらえると聞き、生涯で龍馬を演じられる事は、とても光栄な事だと喜びました。沢山のファンがいらっしゃる方なので、重圧を物凄い感じましたが、払拭するために土佐弁の稽古や、霊山歴史館、龍馬のお墓など、歴史から学びました。クランクイン前には、春馬と何度も読み合わせして、才助、利助、弥太郎との関係性を築きあげ、自分なりの新しい豪快な龍馬を思いっきり演じる事ができました。撮影期間は長くはなかったのですが、初めての太秦で、濃密で貴重な経験をさせて頂き、とても感謝しております。
幕末から明治へ、激動の時代を生き、同じ志を持った者達の生き様を是非劇場でご覧下さい。

そして、天国で五代さんと一緒に観てくれる事を願います。

引用元:天外者公式サイト

 

岩崎弥太郎(西川貴教さん)

<岩崎弥太郎について>

幕末の激動の中、武士から実業家に転身し、今でも続く三菱財閥の創業者です。幼い頃から貧乏ながら頭はよく、坂本龍馬が運営していた「海援隊」では経理を任されていました。海援隊が沈没してしまった後も新たな海運業を立ち上げ、これが現在の三菱財閥の基礎になっています。

 

<西川貴教さんについて>

生年月日:1970年9月19日

出身地:滋賀県

出演した主な作品:NHK連続テレビ小説『スカーレット』・ドラマ『おくさまは18歳』・映画『ギャラクシー街道』・舞台『地球ゴージャス vol.15』『サムシング・ロッテン!』など

 

1996年T.M.Revolutionとしてデビューし、90年代にはミリオンヒットも連発し、パワフルな歌声と親しみやすい人柄で人気となりました。2008年には故郷である滋賀県の観光大使となり、滋賀県で音楽イベントを行うなど地域貢献にも尽力しています。近年は俳優としても活躍の場を広げ、昨年はNHK連続テレビ小説にも初出演を果たしました。

 

<西川貴教さんのコメント>

近代日本の経済の礎を築いた岩崎弥太郎を演じさせていただいたことを心から誇りに思います。これまでにも数々の名優の皆さんが演られてきましたが、自分なりの弥太郎像を模索し撮影に挑みました。かつら作りから、着物の着付け、土佐弁や武士としての所作など緊張の毎日でしたが、春馬、翔平、森永くんをはじめキャスト全員で作品を生き抜いた時間は、かけがえのない瞬間でした。
この映画は現代の日本に生きる我々一人一人に、何を成すべきかを問いかけ続けています。日本のみならず、世界中が大きな変化を求められている今だからこそ観ていただきたい作品です。是非劇場にお越し下さい。

引用元:天外者公式サイト

 

伊東博文(森永悠希さん)

<伊藤博文について>

言わずと知れた初代内閣総理大臣です。その後も4回に渡り、総理大臣を経験しています。粗大総理大臣を決めた際は、留学経験もあり、英語力があることから総理大臣を任命されました。1963年から20年以上、1000円札の表面に描かれる顔にもなりました。

 

<森永悠希さんについて>

生年月日:1996年6月29日

出身地:大阪府

出演した主な作品:ドラマ『早海さんと呼ばれる日』・NHK連続テレビ小説『ウェルかめ』『べっぴんさん』・映画『ちはやふる』『あさひなぐ』など

 

俳優の瀬戸康史さんに似ていて、素敵な笑顔が印象的の森永悠希さん。演技力にも定評があり、幼い頃から劇団東俳に所属して子役としても活躍されていました。ピアノが得意で、出演映画で自らピアノを演奏するシーンもあったほどで、その実力も折り紙付きでした!

 

<森永悠希さんのコメント>

撮影当時23歳で、伊藤博文という大きな名前の人物を演じることに、ワクワクとそれ以上の責任感を感じていました。一つの作品の中で歳を重ねる役は毎度思うのですが、特に伊藤はやがて総理大臣になる人ですので、『利助』であったときからの変化をつけるのが、難しくもあり、面白くもありました。激動の時代、より良い世へと前へ前へと進もうとした人たちの姿が、皆様にとって、前を向くための原動力のようなものになればと願っております。

引用元:天外者公式サイト

 

はる(森川葵さん)

<はるについて>

五代友厚で出会う遊女です。

五代友厚と同じように日本の明るい将来を夢見て、遊女ながら字を覚えようとする姿勢に五代も心打たれます。五代が「誰もが自由を夢見る国」を作ろうとするきっかけを与えてくれる存在となります。

 

<森川葵さんについて>

生年月日:1995年6月17日

出身地:愛知県

出演した主な作品:ドラマ『35歳の高校生』『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」・映画『渇き』『恋と嘘』・舞台「ロミオとジュリエット」など

 

2010年ファッション雑誌「Seventeen」の専属モデルオーデイションに他4名とともにグランプリに選ばれ、芸能界デビューを果たします。以降、役によっていろいろな演技を見せることから「カメレオン女優」とも評されています。髪の毛にもこだわりがなく、エクステも丸刈りも躊躇なくしてしまう姿に驚かされた方も多いことでしょう。バラエティでも「A-Studio」のアシスタントを務めるなど親しみやすい雰囲気で多方面で活躍されています。

 

<森川葵さんのコメント>

撮影が終わってから、いつ皆さんにお知らせできるようになるかとずっと待ち続けていました。一緒に撮影した時間が蘇ります。はるの言葉が五代様の胸に残り続け新しい時代を切り開いていくきっかけになるんだ、と監督からの言葉に責任重大だな…と感じながらも、そのプレッシャーにわくわくしました。登場人物それぞれの勇姿を皆さんに見届けていただけますように。

引用元:天外者公式サイト

 

五代豊子(蓮佛美沙子さん)

<五代豊子について>

五代友厚の妻で、家族の影響で豊子自身も幼い頃から勉学に触れる機会があり、当時では珍しく知識や教養を身に着けていた女性でした。友厚が忙しくしている時期は友厚を支え続け、友厚が亡くなってからは友厚が残した約100億円の借金を18年かけて返済・整理していきました。

 

<蓮佛美沙子さんについて>

生年月日:1991年2月7日

出身地:鳥取県

出演した主な作品:NHK連続テレビ小説『べっぴんさん』・ドラマ『37.5℃の涙』『恋はつづくよどこまでも』・映画『転校生-さよならあなた-』『鋼の錬金術師』『君に届け』

 

女優の竹内結子さんに憧れ、自らも女優を志し、2005年にスーパー・ヒロイン・オーディション「MISS PHOENIX」でグランプリを受賞して芸能界デビューを果たします。大学時代は児童文学・文化を専攻をし、卒業研究では絵本制作に没頭していました。現在も将来の夢は絵本を出版することと語っています。三浦春馬さんとは高校の同級生で、映画『君に届け』では同級生役として共演しています。

 

<蓮佛美沙子さんのコメント>

この世を変えたい、誰もが夢を見られる国にしたい、その為に、自分にしか出来ないことがある。そんな強い想いを胸に、一心不乱に生き抜いた1人の人間の物語です。私はそんな彼の強さや真っ直ぐすぎるほどの瞳を、妻豊子として、受け止め、心を交わしました。作品の中にいる春馬くんは五代友厚そのもので、何より瞳を覗き込めば、そこに五代の全てが在りました。彼が五代として生きたその時間を、作品を、愛してもらえたらと心から願っています。

引用元:天外者公式サイト

 

五代やす(筒井真理子さん)

<五代やすについて>

五代友厚の母です。本田家の娘で、直感力に優れた人とされています。五代友厚も母親譲りの直感の鋭さがあったからこそ、事業を開拓出来ました。

 

<筒井真理子さんについて>

生年月日:1960年10月13日

出身地:山梨県

出演した主な作品:NHK大河ドラマ「八重の桜」・NHK大河ドラマ「いだてん」・NHK連続テレビ小説「花子とアン」・「北の国から」・「花ざかりの君たちへ 〜イケメン♂パラダイス〜」

 

青山学院在学中に早稲田大学が旗揚げした劇団の公演を訪れて、感激したあまり本番中にも関わらず楽屋に入団を申し込むほどでしたが、断られてしまいます。翌年、早稲田大学を受験し直し、劇団に入るという破天荒な経験を持つ筒井真理子さん。今では演技の幅が広く、優しい母親役から悪女まで様々な役を演じこなす女優さんです。

 

五代秀尭(生瀬勝久さん)

<五代秀尭について>

五代友厚の父で、薩摩藩士でした。

当時から世界に目を向けていた藩主である島津斉彬から世界地図の複写を命じられた秀尭は、地図を2枚複写して、1枚を藩主へ、もう1枚を自宅へ飾りました。友厚もその世界地図を見で感銘を受け、世界に目を向けるきっかけとなりました。

 

<生瀬勝久さんについて>

生年月日:1960年10月13日

出身地:兵庫県

出演した作品:『TRICK』・「ごくせん」・NHK連続テレビ小説「べっぴんさん」・大河ドラマ「八重の桜」・「あなたの番です」

 

今回、ご夫婦役を演じる筒井真理子さんと同じ日に生まれた生瀬勝久さん。今回の共演は運命を感じさせられるものですね!コミカルな役からシリアスな役まで演じ分けられ、役柄に応じて方言も自由自在に操れるほどです。芸人さんかと思うほどサービス精神が高く、バラエティ番組で飛び出すエピソードも芸人顔負けのエピソードばかりで、そのキャラクターゆえに個性派俳優としての座を確立しています。

 

天外者のあらすじ

激動だった倒幕から明治初期の時代、日本の未来のために行動し、日本経済の基礎を作り上げた五代友厚の人生とオリジナルストーリーを合わせた作品です。

 

江戸末期、幕府は攘夷を続けるか開国するか意見が割れていたが、日本という国の中だけでなく、その当時から五代友厚は世界に目を向けていました。

 

同じ志を持つ坂本龍馬・岩崎弥太郎、伊藤博文と出会い、日本の未来を変えるために動き出します。

 

映画『天外者』本予告(2020.12.11全国公開)

 

<監督:田中光敏さんのコメント>

「オリジナル作品で五代友厚の作品を作る。」その時、イメージで浮かんできた俳優は三浦春馬くんでした。 透明感があり強い信念を持ち、そして美しく…。春馬くんに声をかけてから2年の歳月が流れ、集まってきて くれた役者達は、みんな春馬くんの仲間のような俳優たちでした。三浦翔平、西川貴教、森永悠希、 森川葵、蓮佛美沙子と、春馬くんと交流のある友人達が、偶然にもこの作品に関わってくれました。京都撮影所でのリハーサル後、三浦翔平くんとはオフでも落ち合って、映画のために本読みをしてくれたと春馬くんから聞きました。主演三浦春馬を中心に役者達が、登場人物に生き生きと命を吹き込んでくれたのです。三浦春馬くん、参加してくれてありがとう。そして主演を支えるそれぞれの役者達の素晴らしい生き生きとした芝居を是非ともスクリーンでご覧いただきたいと思っています。最後に…ただただ残念なのは三浦春馬くんに出来上がった作品を見てもらえなかったことです。

引用元:天外者公式サイト

 

<政策総指揮:廣田稔さんのコメント>

五代友厚は幼くして父兄から儒学を学び示現流で鍛えられ造士官でオランダ語、英語を学び長崎伝習所でオランダの先生から薫陶を受け資本主義の生い立ちの源そしてその限界を感じた。それを主演の三浦春馬さんは自己の物として体得した。武士の髷を切り藩という枠を超えはるの夢を実現すべく生き急いだ。金でなく人生を凌駕した地球上の海を共に観る事である。海を観る事の意味特にその哲学的な意味を映画『天外者』を見た後真剣に皆で討論したい。そこから大人としての生き方が起動することを信じて。

引用元:天外者公式サイト

 


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天外者の感想

映画公開(2020年12月11日)後、追記します。

 

まとめ

今回は、12月11日に公開される映画「天外者」のキャストやあらすじについて調べてみましたが、いかがでしたでしょうか?

 

五代友厚の志を後世にも受け継ぎたいと「天外者」制作の総指揮をとった廣田稔を始めとした市民有志がプロジェクトを立ち上げ、今回の映画化が決定しました。

 

主演の三浦春馬さんが亡くなれれた後、聞こえてくる人柄はまるで予告動画で見た五代友厚そのものだったように思えます。

 

五代友厚だけでなく、三浦春馬さんの志をも受け継ぐ映画となることを期待しています。

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