赤ちゃんは1歳くらいになると、指差しをすると言われていますよね。
また、1歳半の検診でもチェックリストがあって、「〇〇ができるようになりましたか?」「いつ頃までに〇〇ができましたか?」とあって、それができてないと、発達に問題あるのかなと心配になりますよね。
指差しをしない原因や一歳半検診で指差し検査をする理由などまとめてみたので、紹介しておきますね。
指差しをしない原因
では、赤ちゃんが指差しをしない原因は、なぜでしょう?
赤ちゃんの指差しは、成長にともない自分の周りの物事や人に興味関心を向けてきたということの証で、自分の興味関心をお父さんやお母さんにも伝えたいという思いのあらわれで、言葉をはっする前段階なのです。
時期としては、赤ちゃんがつかまり立ちや伝い歩きそして、一人歩きを始めると赤ちゃんの行動範囲や視界が広がっているからですね。
だから、指差しをしない原因は、まだ赤ちゃん自身の興味関心が広がっていく途中なのかもしれないですね。
また、昔は祖父母と一緒に住んで赤ちゃんを育てるという環境が多かったと思うのですが、今はワンオペ育児という言葉が広く知られるくらいママと子供だけという状況が多いと思います。
ほかの人の育児をみる機会も少なくなっています。どう育児をすすめていけばいいかわからないママさんが多い現代、指差しの必要性がわからないママさんが多いのではないでしょうか?
では、なぜ、一歳半検診で指差しを検査するのでしょうか?
1歳半健診で指差し検査をする理由は?
指差しをする理由は、まわりのことに興味関心をしめすようになったとお伝えしました。つまり、
1.言葉の理解
たとえば、ママが、「りんごはどれ?」と聞くとそれを指さすということは、リンゴということばとリンゴ自体が理解できているということにつながります。
2.人のまねをする
ママが、「リンゴはこれだよ」と指さして教えることでそのまねをして覚えていくことになります指差しができるということは、まねができているということになりますね。
3.コミュニケーションをとろうとしている
「リンゴはこれだよ」と誰かに伝えたいつまり、身近な人とコミュニケーションをとりたいということになります。
以上の3つのことを確認するために、指差しを検査しているようです。
言葉が出る前のコミュニケーションを確認するために、必要なことになります。
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自閉症や発達障害と関係あるの?
1歳半検診で、指差しができないからってそのまま自閉症や発達障害ということになるのでしょうか?
指差しができないといっても、その時の子のコンディションにもよりますよね。
実は、今まで一度も指差しを見たことがなかったとか、検診で泣いていて、それどころじゃなかったとか、経過観察にはなっても、すぐに自閉症となるとはかぎらないようです。
1歳半の時点で、できてなくても、数カ月後にはでてきていることもあるようなので、様子をみてみましょう。
簡単にできる指先練習の方法
1歳あたりになってくると自我が芽生えて、赤ちゃんの好みや意思がはっきりしてきます。
そこで、赤ちゃんの好きなおもちゃとそうでもないおもちゃを見せて「どっちにする?」と選ばせてみましょう。
また、赤ちゃんが興味のあるものをママの手の中に隠して「どっちだ?」と選ばせてみるのもいいですね。
このふたつの方法を繰り返していくことで段々とできるようになってくるでしょう。赤ちゃんは日々成長しているので、いろいろなことに興味をしめしてきます。それを少しフォローしてあげたいですね。
まとめ
大体、10カ月くらいから赤ちゃんの指差し行動は始まります。でも、赤ちゃんの成長にはそれぞれのペースがあるので、それ以上の月齢になっても指差しない子もいます。
だから、10カ月過ぎてしている子もいれば一歳過ぎてもまだという子もいるでしょう。
現代の育児環境(ワンオペ育児や、核家族化など)によって、指差し自体を見たことない場合や、日中は、他の子と接触する機会が少ない場合どうしても、指差し自体ができない場合もあります。
ただ、中には発達障害などが隠れていることもあるので、経過観察になった場合や、気になる場合はかかりつけの小児科や助産師さんなどに相談することをオススメします。
すぐに発達障害と決めつけず、周りの専門家の意見を聞いてみることが大切です。
そして、赤ちゃんの成長はいつの間にかできるようになっていることもあるので、あたたかく見守ってあげましょう。