ボジョレーヌーボーの味の特徴とおすすめのワイングラス!

 

秋になると、ボジョレーヌーボーの解禁日のニュースが流れ、楽しみながらワインを飲む人達の姿を見かけますよね。

 

ワインなら一年中飲むことができるのに、解禁日ってどういうこと?と思ったことはありませんか?

 

私はいつも、

 

ボジョレーヌーボーの解禁日って何?
普通のワインと味に違いがあるの?

 

と不思議に思っていました。

 

調べたところ、普通のワインとの製造の違いや解禁日がある理由、その経緯などを知り、「なるほど!」と思いましたので、わかりやすく書いておきます。

 

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ボジョレーヌーボーとは

 

 

ワイン2

 

ボジョレーヌーボー(Beaujolais nouveau=仏語)とは、欧州フランス共和国のブルゴーニュ地方南部、ボジョレー地区で製造されるワインのことです。

 

今年収穫した葡萄を使い40日~50日で製造する新酒ワインを「ボジョレーヌーボー」と言います。

 

ちなみに、英語でもBeaujolais nouveauと言います。

 

ボジョレーと名乗ることができるワインは、赤ワインはガメイ種を使用します。

 

白ワインはシャルドネ種を使用し、フランス共和国内のワイン法で規定されています。これら以外の産地・葡萄品種はボジョレーワインと名乗れません。

 

ボジョレーヌーボーは赤ワインと認識される方が多いことでしょう。世界中に流通しているボジョレーヌーボーの殆どが赤ワインです。

 

ですが、白ワインも製造しており、占める割合は全体の1%程度と少量のため、赤ワインのイメージが強いわけです。

 

ボジョレーヌーボーを名乗れるワイン

 

ボジョレーヌーボー3

 

 

ボジョレーヌーボーを名乗るには条件があります。

 

フランス共和国内法(ワイン法)と欧州連合(EU連合)法が規定する「原産地呼称統制制度(AOC)」で、原産地名認定・保護する目的で、原産地名称の誤用・盗用から保護して、消費者に正しい情報を提供する法律です。

 

ボジョレーヌーボーを名乗れる5つの条件です。

 

1.現在地は、フランス共和国・ブルゴーニュ地域にあるボジョレー地区であること。
2.ブドウの生産時期は、新酒を出荷する年に収穫したブドウであること。
3.ブドウの品種は、赤ワインはガメイ種・白ワインはシャルドネ種であること。
4.ワインの製造方法は、マセラシオン・カルボニック発酵法によって製造させたワイン。
5.アルコール度数は、9度以上あること。

 

ワインの製造方法は「マセラシオン・カルボニック発酵法」ですが、収穫した葡萄を粉砕しないで、そのまま醸造タンクに詰め込んで自然発酵させる発酵方法です。

 


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ボジョレーヌーボーと普通のワインの違い

 

ワイン

 

ボジョレーヌーボーと普通のワインの違いを説明します。一般的なワインは収穫したブドウを粉砕して発酵させます。最低2年程度貯蔵庫で熟成して出荷します。

 

ボジョレーヌーボーはブドウを収穫して、粉砕しないで房のまま貯蔵タンクに入れて製造します。

 

ブドウ自身の重みで実が潰れて自然に発酵が早まる製法です。

 

この製法を「マセラシオン・カルボニック製造法」と言い、収穫後40日~50日での出荷が可能になります。

 

ボジョレーヌーボーの味の特徴

 

ボジョレーヌーボー2

 

上述したとおり、ボジョレーヌーボーはブドウの収穫後40日~50日でワインを製造するため、渋み・苦味がなく、あらゆる料理に合うと言われています。

 

ボジョレーヌーボーは製造年に収穫したブドウが原材料のため、その名の通り「フレッシュ」「新しい」「新鮮」そのものです。

 

ボジョレーヌーボーの味の特徴は、フルーティーでさっぱりとした口当たりで、渋み・苦味がなく軽さが売りのワインです。

 

 

ボショレーヌーボーの美味しい飲み方

 

ワイン3

 

ボジョレーヌーボーを美味しく楽しむ方法を説明します。

 

購入したらワインボトルは寝かせて保管しましょう。暑い部屋や日光が直接あたる場所での保管は禁物です。

 

ワインはワインセラーや貯蔵箱は、18℃前後をキープします。

 

ワイン好きでも、本格的な設備を持っていない方が多いと思います。その場合は、日陰で風通しが良い場所で保管しましょう。床下収納などが適しています。

 

ボジョレーヌーボーは「フレッシュ」「新鮮」が売りですので、飲む前は12℃~13℃程度にするとヌーボーワインの風味・香り・さっぱりさが最適な状態で感じられます。飲む前1時間くらい前に冷蔵庫で冷やして飲んでも美味しいです。

 

ボジョレーヌーボーにおすすめのワイングラス

 

ワイングラス

 

ワイングラスは、生ビールのジョッキのようにキンキンに冷やさないでください。常温でOKです。

 

ただし、空気に触れる面が少ないワイングラスで、飲み口が狭いタイプが理想的です。

 

飲み口が大きいワイングラスは、香りが逃げやすいのでお勧めできません

 

ボジョレーヌーボーは開封したときから酸化が進み、風味・香り・味が低下していきます。開封したらその日に飲みきることをお勧めします。

 

通常ワインは貯蔵庫に寝かせることで成熟度があがります。ボジョレーヌーボーは新鮮さが売りですので、購入後は未開封であっても年内には飲みましょう。

 

また開封したワインは、新鮮さが劣化して酸化するので、残さずに全部飲みましょう。

 

ボジョレーヌーボーの解禁日

 

ワイン4

 

ワインと言えば、何年も寝かせるほど価値が上がるイメージがありますが、なぜ、ボジョレーヌーボーだけに解禁日があるのでしょうか?

 

ボジョレー地域では、フレッシュなワインを飲む習慣があり、収穫した葡萄を発酵させたワインを早く出荷していました。

 

ですが、なるべく早く売りたい生産者達の間で競争が起こり、ワインとして十分に発酵する前に市場に出回るようになりました。

 

フランス政府は、最低でも40日~50日間発酵させる条件を定め、11月15日を解禁日としました。

 

その後、11月15日ではなく、11月の第3木曜日へ変更になり、現在もつづいています。

 

15日から第3木曜日になった理由は、日にちを決めると、毎年曜日が同じになるとは限りませんよね。

 

平日だったり、土曜日や日曜日になったりする可能性があります。

 

フランスでは、お国柄、週末になるとレストラン、ワインショップ、配送業者など、お休みになることが多いです。

 

解禁日が土曜日や日曜日になってしまうと、ボジョレーヌーボーが手に入らず、飲むこともできませんし、売上にも影響が出ることを考えた結果、フランス政府は第3木曜日へと変更しました。

 

日本は日付変更線の関係で、世界で一番早くボジョレーヌーボーの解禁日を迎えるため、いち早く飲むことができます。

 

そのようなこともあり、毎年話題になります。

 

最後に

 

1980年代後半に異常な好景気のバブル時代にボジョレーヌーボーが流行りました。

 

当時は高価な買物で、東京の新都心高層ビルの高級レストランでは、2名分のコース料理料金よりも、ボジョレーヌーボー1本の価格が上の時代がありました。

 

現在のボジョレーヌーボーは、ディスカウントショップ・ホームセンター・お酒の量販店で手軽な価格で購入できるようになりました。

 

味わい方は、ボトルは寝かしておき、飲む前に12℃~13℃程度をキープすると最適です。ワインの風味を一層強く感じます

 

ボジョレーヌーボーの解禁日を迎えたら、フレッシュなワインで秋の夜を美味しく楽しみましょう。