星を追う子どもには、日ごろ私たちが聞きなれないアガルタやいぞくなどの固有名詞がたくさん出てきますよね。これらの意味を知ると星を追う子どもを考察するときの参考になりますので星を追う子どもに出てくるアガルタや不思議な生き物や場所、固有名詞などについて紹介していきますね。
星を追う子どもに出てくるアガルタ
地球の内部にある世界で、地上と同じで昼と夜があり、人々は畑を耕したりして地上人と似たような暮らしをしています。ですが、アガルタには星がなく、夜になるとオーロラがあらわれます。
アガルタには、死者を復活させることができたり、願い事が叶う世界だと地球の古書にかいてあるので地球人は天国のようなところだと思っています。
ですが、アガルタのことを知っている地球人はほとんどいなくて、森崎先生が所属しているアガルタのことを調べている組織、アルカンジェリのみが存在を知っています。
アガルタはとても美しく平和な世界でしたが、地上人がアガルタの富と知恵を求めて侵略してきたことで、建物を壊されたりして、やがて人口も減っていき、今では滅び行くところとなっています。
そのため、アガルタ人は地上人のことを嫌っていて、地上人は不吉な生き物そのもの。地上人とアガルタのハーフはケガレの子と言われています。
星を追う子どものシーンにヒトラーなどの歴史に残る人物の絵が出てきますが、実際に、ヒトラーはアガルタを探していたといわれています。
星を追う子どもでは、アガルタへの入り口は長野県の小渕になっています。アスナの暮らす町が長野県長野市にある小渕なので。
アガルタ人と地上人のハーフは二人
アスナとマナは父親が地上人、母親がアガルタ人です。
アスナの父親は、アガルタで教師をしていましたが、クラヴィスを持ち出し地上へ出てきて地上人と結婚しました。
アスナが父の形見のクラヴィスを持っていたことと若くして亡くなっていること、アスナがアガルタで夷族(いぞく)に命を狙われたことから、アスナの父親はアガルタ人だとわかります。
アスナが夷族(いぞく)にさらわれて閉じ込められていた場所で出会った幼い女の子のマナは、父親が地上人、母親がアガルタ人だったのでハーフです。
マナも、夷族(いぞく)に命を狙われたことと、故郷の村に帰った時、兵士がぽつりと「けがれの子」とつぶやくシーンがあります。
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アスナの父とリサはアガルタ人
アスナの父親はアガルタ人ですが、森崎先生の妻、リサもそうです。
リサは、生死の門で一瞬蘇ったとき、シンを知っているとつぶやきます。
そして、アガルタ人の死に対する考え方は地上人とは違います。
アスナの父もリサも死を素直に受け入れて、地上人とは死に対する感覚が違うところからもアガルタ人であることがわかります。
クラヴィスが持つパワー
クラヴィスはとても重要な役割を持つアガルタの鉱石で、青い色のクリスタルです。クラヴィスとはラテン語で「カギ」という意味で、アガルタと地上を隔てる扉のカギとして登場しています。また、死者を蘇らせるためにはクラヴィスが必要です。
フィニス・テラでアスナと森崎先生が別れるとき、アスナの持っていた森崎先生がアスナが持っていたクラヴィスと自分が持っていた銃を交換します。
森崎先生の願いである、亡き妻のリサを生き返らせるためにはクラヴィスが必要だからです。
地球人に侵略されたとき、アガルタ人は地球人が二度と入ってこないようにクラヴィスを使いアガルタと地上世界に壁をつくりました。
フィニス・テラと生死の門
世界の果て。フィニス・テラはなにもなく、一般のアガルタ人も近寄ることがない場所です。崖のはるか底に生死の門があり、その谷底はケツァルトルの墓場です。
生死の門は黒い球型をしていて中に入ると草原の中に石があるだけですが、夜空にはキレイな星を見ることができます。ここで神に願い事をします。
ケツァルトルは2パターンいる
遠い昔、地上人がまだ未熟だったころ人類を導いていた神々です。地球人が成長し、もう自分たちの導きが必要なくなったことで、ケツァルトルは一部の地上人を連れて地下深く移動しました。
その時、一部のケツァルトルは地球人が入ってこないように、扉で門番をすることになりアガルタには移動しませんでした。
ヴィータクアとは
ケツァルトルは最後の唄を歌った後、フィニス・テラから深い崖の底へ飛び込みます。ケツァルトルの遺体から流れ出る一見水のように見える液体がヴィータクアです。世界の果てのケツァルトルの墓場であるフィニス・テラにたくさんあります。
また、アガルタと地上へつづくための扉の手前にあり、アガルタと地上を行き来するには必ずヴィータクアを通らなければなりません。
ヴィータクアで満たされた泉のような底を歩くので、頭までヴィータクアにつかることになりますが、肺いっぱいにヴィータクアを入れることで呼吸ができる不思議な液体です。
シャクナ・ヴィマーナ
地上の古文書では「神の乗る舟」と伝えられている船で、教会の鐘のような音を奏でながらアガルタの空を回遊しています。
アガルタに来て初めて空に浮かぶシャクナ・ヴィマーナを見た妻を蘇らせたい森崎先生は感動し、シャクナ・ヴィマーナの進む方向へ行こうとアスナに言います。
ですが、アガルタでは「命を運び去る舟」と言い伝えられていて、世界の果てフィニス・テラにある生死の門の中では、姿を船から人型に変え、願いを叶えたい人から死者を蘇らせる代償として、体の一部を生贄にさせる力を持っています。
アルカンジェリ
森崎先生が所属している組織で、地上で唯一アガルタの存在を知り研究しています。アガルタへ侵入するため、鍵であるクラヴィスを手に入れようと活動しています。
アガルタに侵入する目的は、アガルタにあるといわれている「不死の力」や「死者を蘇らせる方法」などを手に入れて人類をさらに進化させることですが、目的達成のためには、手段をえらばない武装集団です。
夷族(いぞく)
アガルタに住む一族で、水と光にあたると生きることができないため、日影や夜間に活動する生物。また、交わりを嫌うため、アガルタ人と地上人のハーフは汚れた存在となり嫌っていて、食い殺すためにどこまでも追いかけてきます。
ですが、ただの危険な一族ではなく、アガルタの世界を保持するための仕組みの一部でもあるので、アガルタにとっては必要な存在でもあります。
アストラル
アストラル (Astral) とは、「星の」「星のような」「星からの」「星の世界の」などを意味する英語。漢字で「星幽(せいゆう)」と表記される事もある。
引用:Wikipedia
映画の中では、アガルタの繁栄は過去のもので、今は黄昏を生きている。生命の終点であるアストラルに溶け込むのが望みだとカナン村の青年が語るシーンがあります。
アスナの父が、人は死ぬと星になって生きている人々を見守るということから、星を追う子どものではアストラルは亡き生き物が最後に到達する星の世界ということになります。
ヤドリコ
神の子が宿った動物のことで、人を導く役割を持ち、使命が終わると役割がおわるため命も終わる生き物です。
映画の星を追う子どもの中で、アガルタのカナン村に住むアスナたちを泊めてくれたアモロートの老人が語っていました。
神の子が宿った動物のことで、人とともに育ち、役目をはたした後はケツァルトルの一部になり、いつまでも生きつづける。
最後に
星を追う子どもに出てくるアガルタなどのあまり聞いたことがない固有名詞や登場する生き物などについて紹介しました。
星を追う子どものあらすじやネタバレについては、以下の記事でくわしく書いています▼
≫星を追う子どものあらすじとネタバレを含む結末まで全部を紹介!
また、星を追う子どもの考察については以下の記事で書いています。こちらの記事では、シュンとアスナの関係なども考察していますので、ご興味があればぜひ読んでみてください▼
≫星を追う子どもの考察とシュンが会いたかった人や作品が言いたいこと!
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