ピアニストの和十は手術を受けますが、術後に右手の指が動かせなくなり、手術をした未知子が責められます。ニコラスの手術は院長の蛭間が許可せず、無断で手術することは医者の終わりを意味しました。未知子の医師としての将来はあるのか!?ドクターX第10話のあらすじと感想を紹介します。
ドクターX10話のあらすじ
【第10話の放送日時】2019年12月19日(木)21:00~22:14
・吉行和十(城桧吏さん)
若いピアニストで、ニコラスの支援を受けてジュリアード音楽院に通っています。
手術の為に東帝大学病院に来ますが、未知子による手術を受けた後、右手の指が動かせなくなってしまいました。
取引に応じてすべてニコラス丹下(市村正親)のせいにした鮫島有(武田真治)は、蛭間重勝(西田敏行)に新しい投資の話を持ちかけると、蛭間はその話に乗りました。
海老名敬(遠藤憲一)は加地秀樹(勝村政信)に、生命保険の相談をして、自分が癌だということを告白します。
大門未知子(米倉涼子)が吉行和十(城桧吏)の検査を行うと、腫瘍が見つかりますが、ピアニストの和十はピアノが弾けなくなるから手術をしたくないと言います。しかし未知子と原守(鈴木浩介)が説得しました。
未知子は和十がニコラスの援助で音楽の学校に通うことができていることを知ります。未知子が和十の手術を行うと、術式を変更して腫瘍を全摘出することにしました。ピアノが弾けなくなる危険性がある為、原が止めますが未知子は手術を続けました。
和十の手術が終わり、潮一摩(ユースケ・サンタマリア)と海老名が蛭間に記者会見の話をすると、蛭間は2人に東帝大学病院の副院長の話を持ちかけます。
手術の後、和十は右手の指が動かないことを訴え、原は未知子のことを責めます。未知子が神原名医紹介所に帰ると、岩田一子(松坂慶子)が来ていました。世界一周旅行に行ったお土産を持って来てくれたのです。
一子は、ニコラスの病気が治せるのか聞き、ニコラスの面会に行きます。一子の体調を気にかけるニコラスに、手術を受けてほしいことを言いますが、ニコラスは倒れてしまい緊急手術をすることになりました。その手術を和十が見に来ます。蛭間は潮と海老名からニコラスが東帝大学病院に搬送されたことを聞き、ニコラスの病気を知りました。
未知子と多古幸平(戸塚純貴)が心臓マッサージを繰り返し、ニコラスは一命を取りとめました。目が覚めたニコラスに未知子は声をかけます。ニコラスは、ブラジルで爆発事故が起こった時、助からないような子供を助けていた未知子を見ていました。
ニコラスはそんな未知子を見て、違う方法で子供を助けたいと思ったのです。記者会見を開き、潮はニコラスの病名をマスコミに話します。高齢での修正大血管転位症の手術の成功例は今までなかったとの話に記者達はざわめきます。
未知子は蛭間にニコラスの手術をさせてほしいことを頼みますが、蛭間は許可しませんでした。加地は未知子にニコラスの病状を説明します。難易度が高い手術の為、1人では難しいですが、手伝った医師はクビになり、医者生命が絶たれてしまう可能性がありました。
蛭間は潮と海老名に、未知子がニコラスの手術をしようとしたら止めるように指示します。そして蛭間と鮫島は、蛭間ファンドの為にチャリティーコンサートを開き、新しいリバースプラン2020を発表して、投資を募ろうとしていました。
そのチャリティーコンサートには和十に出てもらうことを決めます。お金の為にも副院長になりたい海老名は原にも癌のことを話し、自分の手術を加地と原に頼みますが、2人は海老名をよそに飲んだくれていました。
神原晶(岸部一徳)が未知子と城乃内博美(内田有紀)にA5ランクの松阪牛を買ってきました。晶はニコラスの手術のことで未知子と博美の心情を察して、アメリカに行こうと誘いましたが、未知子と博美は飛行機のチケットを破り、それを見た晶もチケットを破りました。
和十のチャリティーコンサートが開かれ、蛭間をはじめとした東帝大学病院の医者達は全員参加しています。その頃、東帝大学病院でニコラスのアラームがなり、未知子と博美はお互いに合図し合い、ニコラスの緊急手術の準備を始めました。
海老名に検査結果を渡すように頼まれた未知子が、海老名に結果を渡します。海老名は良性ポリープで癌ではありませんでした。
和十のチャリティーコンサートでは、動かなかったはずの和十の右手はちゃんと動いていました。未知子の手術は失敗していなかったのです。
ニコラスの手術を手伝うか迷っていた海老名と多古もニコラスの手術に参加しました。それでも人手が足りなかったですが、チャリティーコンサートに行っていた加地、原、浜地真理(清水ミチコ)、村崎公彦(藤森慎吾)も手術を手伝いに来てくれました。
和十はピアノの演奏後、未知子とニコラスに対して感謝の気持ちを伝え、会場からは拍手が沸き起こりました。
ニコラスの手術中、未知子は手が止まってしまいました…。AIが作動しますが、その方法だけでは無理でした。しかし、AIに新しいデータを読み込ませていた潮が来て、完全ダブルスイッチという方法で手術を進めます。
大動脈基部切除からはじめ、右室流出路を再建し、心拍が再開しました。未知子は協力してくれた医者、看護師にお礼を言いました。
晶が蛭間に請求をしにやって来ます。晶が見せた週刊誌には蛭間が大きく載り、蛭間ファンドの出資は100億円をこえていました。
蛭間は未知子が反乱を起こしたことで手術に協力した人もクビになった損害を訴えると、晶は請求を取りやめ、かわりに和十の手術代5000万円を請求します。
東帝大学病院の新しい院長は、ボストンハーバード医科大学から来たマッカートニー教授になり、蛭間は解雇されてしまいました。
神原名医紹介所では、加地と原、海老名と村崎が集まり、麻雀をしています。職を失った4人が晶に頼むと、マネージメント料金の高さに驚いて諦めました。
とある場所で未知子が女性の診察をすると、お礼として床下を見るように言われます。そこには驚くべきものがありました…。
つづきは動画でご覧ください!
ドクターX10話の感想と見どころ
ドクターX第10話は最終回となりましたが、ニコラスの右腕だった鮫島が裏切り、蛭間と一緒に蛭間ファンドという新しい事業を始めようとしたり、ニコラスの病気が発覚しましたが、難しい手術で蛭間の許可がおりません。
ピアニストの和十が術後に右手の指が動かせなくなってしまい未知子が手術に失敗したと疑われたり、海老名に癌が疑われたり、見どころがたくさんありました。
ニコラスの手術は難しいのに加えて、蛭間から認めてもらえない為、手術を行うことは不可能かと思いましたが、蛭間と鮫島が新事業を企んでいる間、東帝大学病院の医者達は1人、また1人と未知子に協力してくれました。
人数が足りなくて駄目だと思われた手術でしたが、加地、原、村崎、海老名、多古の協力によって分担して手術をするシーンは見ごたえがありました。
また、手術が下手な潮でしたが、AIにデータを読み込ませてくれたおかげで手術方法が見つかりました。いつも役に立たないと思っていたAIですが、未知子が止まった時に話し出したのはナイスタイミングでした。そんなAIを上手く活用した潮もナイスでした。
手術の腕は確かでスピードも早い未知子ですが、それでも後もう少しで3時間経ってしまうという危険な状態での手術シーンはすごく緊張感があり、ハラハラしました。
和十の手術も失敗していなくて良かったです。先々のことを考えて未知子は手術をしていたのですね。
チャリティーコンサートで、蛭間は和十を利用していましたが、見事ピアノを弾けていたのはお見事でした。さらに和十がニコラスの名前を出したものだから蛭間の面目は丸つぶれになってしまいました。
海老名も癌じゃなくて本当に良かったです。まだ検査結果が出てないのに、癌だと告白したから本当に確定なのかと思いました。海老名は相変わらずズレているなと思いました。でもそれが海老名の良いところです。
最後はカップルがたくさんできていて、やっぱり付き合っていたのかと思うような組み合わせでした。クビになっても結果的に良かったような感じですね。
神原名医紹介所で、加地達が見られたのは嬉しいシーンでした。このメンバーが揃うと豪華でパーティーみたいな感じがします。
まさかみんな揃ってクビになってしまうとは思いませんでしたが、何だか楽しそうに麻雀をやっていたので和みました。みんなで食べるカップ焼きそばも何だか美味しそうに見えました。
でもこの4人はこれからどこで働くのだろう?と気になって仕方ないです。
そして、未知子にも嬉しいサプライズがありました。第1話の始まりと上手く繋がったセリフでした。みんなのその後が気になるところですが、今までドクターXを見てきてすっきりと終わった最終回だったので大満足でした。
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ドクターX10話のまとめ
東帝大学病院での手術後、右手の指が動かせなくなったピアニストの和十は、手術が失敗したと疑われましたが、それは間違いで見事にピアノを演奏しました。
ニコラスの手術は難しく蛭間の許可がない為、手術に参加するとクビになり、医者の仕事を続けられなくなる危険性がありました。未知子が許可なくニコラスの手術を始めますが、人手が足りませんでした。
そこに蛭間と鮫島が新しい事業の為に行った、和十のチャリティーコンサートに行ったはずの加地や原、海老名、村崎、多古が駆けつけます。手術方法は潮が見つけてくれて、みんなの協力の元、無事に手術を終えることができてよかったです!
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