専業主婦と兼業主婦ではどちらが大変なのでしょうか?
もちろん、どちらも大変ですが、大変さに違いがあると思います。
専業主婦はいいな、働かなくていいから、と思う人も多い事でしょう。
逆に、私は仕事をしたいから…、という方もいると思います。
どう違うのか?どう大変なのか?調べて比較してみました。
まだ結婚をしていない人は、「どちらがいいのかな?」と何となく想像したりすることもあると思いますし、結婚を機に寿退社を狙っている女性もいると思います。
ですが、『専業主婦』と『兼業主婦』の違いと現状を知ったうえで決めるべきです。
本気で『専業主婦』と『兼業主婦』のどちらにしようかと迷われている方は参考にしてみてください。
『専業主婦』と『兼業主婦』の違い
『専業主婦』と『兼業主婦』はどう違うのでしょうか?
専業主婦は、その言葉通り、主婦だけです。家事をメインとしています。
兼業主婦は、仕事をし、家事もしています。
そう考えると、仕事もして、家事もしている兼業主婦の方が大変に思えますが、その分、ご主人と役割分担もしているご家庭も多いことでしょう。
家事分担には夫との話し合いが必要となります。
朝早く、帰宅も遅い、休日は接待などで忙しい夫の場合、役割分担をするのは難しいですが、妻の方も同様に深夜の帰宅をする場合は、二人とも家事をすること自体が難しくなります。
その場合は、食事は各自で摂るなどして、洗濯、掃除の最小限の家事分担をすることになりますが、やはり夫との話し合いが必要になります。
専業主婦の場合は仕事をしていないので、家事を完璧にこなさなければならない、家事はきちんとしなければならないというプレッシャーを感じるかもしれません。
仕事をしていない分、『専業主婦』は家事が仕事になります。
兼業主婦は仕事と家事で大変だけど、兼業主婦の場合、家事の手抜きが出来るから楽だと言う女性もいました。
夕食を作りたくない時は、仕事帰りにお惣菜を買ってきて、「今日は仕事が大変で疲れたの」と言えば、夫は何も言わないから楽だと言っていた同僚がいました。
子供ができた場合には、専業主婦の方が、ずっと一緒にいられるのでいいでしょう。
兼業主婦の場合には、ある程度の育児休暇を取った後には、保育所に入れるなどして、仕事に復帰することになります。
子供が一番、子育てに集中したいという場合には、兼業では難しいかもしれません。
『専業主婦』と『兼業主婦』のPTAとの関わりの違い
PTAとの関わりではどう違うのでしょうか?
これは難しいところではありますが、専業主婦がやるべきだという声は多くあるようです。
兼業主婦ならば、仕事があるなら仕方がない、といったところです。
どちらもPTAの役員になった場合、兼業主婦が参加できないのは仕方ないけど、専業主婦なら参加するべきだ、という風に思われてしまいます。
そして、PTAでの仕事を与えられた場合、専業主婦の人は仕事ができない…、と思われてしまうこともあるようです。
これはもちろん人それぞれですし、何とも言えませんが…。
普段働いていないから、事務的な作業や職場では当り前になっている「ほうれんそう(確認・連絡・報告)」を知らないなど、段取りが悪かったり、知識の差があるのかもしれません。
パソコンで何か表を作ったりチラシを作る場合にも、普段そういう仕事をしている人ならば早いでしょうし、慣れていないと難しい場合もあると思います。
PTAをやりたくないから、兼業主婦になろう、という風には思わないかもしれませんが、現状、兼業主婦のPTA役員の人が、「私は仕事をしていて忙しいから専業主婦の人がやって…。」というようなことが多くある、というのは頭に入れておいた方がいいかもしれません。
平等ではないなと思いますが、仕方のない部分もあるのでしょう。
また、子供と一緒にいたいため専業主婦になりたい人もいますが、専業主婦になるとPTAの役員を勧められたり、ママ友から常にLINEが届くため、本当は専業主婦でいたいのに、仕事を探して兼業主婦になる方もいます。
LINEの内容は、PTAに関連したことでなく、「疲れた」「電車待ってる」「眠い」など、ひとり言が多いためLINEが届くだけでもうんざりだと言っていました。
せっかく子供と一緒にいられる専業主婦なのに、そのような理由で兼業になる主婦の方もいるんだな、とびっくりしたことがありました。
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『専業主婦』と『兼業主婦』のストレスの違い
『専業主婦』と『兼業主婦』のストレスにはどのような違いがあるのでしょうか?
先程書いた、PTAやママ友とのストレスの違いもあると思います。
他には、幼い子供がいる場合は専業主婦の方が大変かもしれません。
一日中家事と育児がありますので、一日中働いていることになります。
もちろん、兼業主婦も、家でも外でも働いているという意味では一日中働いているのですが、子供を預けている時間、仕事をしている時間が息抜きになったりします。
以前、お子さんが二人いる同僚がいたとき、彼女は月曜日に出勤すると「ホッとする」と喜んでいました。
お子さんのことは大好きですが、毎日一緒だと自分の時間はまったくないですし、子供を預けた後出勤して仕事に集中したり、お昼休みに同僚や上司達と雑談できることが嬉しいようでした。
ただし、仕事でストレスを抱えることもあると思うので、全員の方がホッとするのかは難しいですが…。
ですが、専業主婦にはそういう息抜きの時間を持つ事がなかなかできません。
ずっと環境が同じ場合、環境を変えないとストレスになってしまう人もいますし、1日中子供と一緒にいて楽しい、という方もいますので、人ぞれぞれです。
まとめ
『専業主婦』と『兼業主婦』のどちらがいいかというのは難しいものです、どちらにもメリットデメリットはありますので、自分に合った方、ご主人との兼ね合いを考えて決めるといいでしょう。
仕事が好きな方、お金に余裕が欲しい方は兼業主婦になるべきですし、育児を一番に考えたい、家事を頑張りたいという人は専業主婦になるべきでしょう。
選べる場合は向いている方を選ぶのがいいと思います。
「お金はないけど、専業主婦がいい…。」という方もいると思います。
また、兼業主婦の場合、収入がすべて子供を預けてもらう施設への出費でなくなることもあります。
収入のほとんどが託児所などの支払になったとしても、専業主婦からの職場復帰の難しさ、PTAのこと、1日のうちで環境を変える時間が欲しい方は、兼業主婦を選ぶ方もいます。
兼業主婦の場合は家事のことも含めて、ご主人との話し合いが大事ですし、専業主婦になる場合は収入の面でもご主人との話し合いが必要です。
つまり、どちらにしても婚約者や夫との話し合いは必要になります。
結婚を機に退職を夢見ていた友人は、婚約者から「専業主婦になると収入が減るから辞めないで」と言われて寿退社の夢は消えました。
正社員で働いていて結婚する場合、結婚を機に退職をしようか、と悩む女性もいます。
特に、お金のために我慢して働いている場合は、結婚を機に寿退職することを夢に描いている女性もいますが、『専業主婦』と『兼業主婦』の違いと現状を知って、出産した時のこと、PTAのことなども考慮して、ご主人と相談されることをおすすめします。
メリット | デメリット | |
専業主婦 | ・子供といつも一緒にいることができる ・家事や育児にしっかりと従家事できる | ・収入がない ・PTA役員を任される ・ママ友との付き合い ・家事の手抜きができない ・職場復帰が難しい |
兼業主婦 | ・子育て以外にも違う環境がある ・家事の手抜きができる ・PTAを断る口実がある ・収入がある ・仕事のキャリアが積める | ・家事や育児にしっかりと従事できない ・夫が分担してくれないと大変 |