結婚式の引き出物や出産祝いのお返しなどで、今治タオルもらうとうれしいですよね?私は出産祝いのお返しで悩んだ時、今治タオルにしました。タオルはもらっても喜んでもらえますし、今治タオルは品質もいいですから。でも、なぜ今治タオルは有名になったのでしょうか?愛媛県出身ということもあり、今治タオルが有名になった理由をご紹介しておきますね。
今治タオルが有名になったきっかけ
2006年に今治タオルの大きな転機となる“今治タオルプロジェクト”がスタートしました。そのプロジェクトには、クリエイティブディレクター、佐藤可士和さんが加わっていました。
この方が今治タオルの本質的な価値を見出してプランニングしていった結果、今治タオルを全国区の知名度に押し上げていき有名になりました。これが今治タオルが有名になった理由ですが、もちろんそれだけ今治タオルが『安心・安全・高品質』なものだったとも言えます。
では、今治タオル自体の歴史も紹介しておきますね。
今治タオルの歴史
時は明治27年にさかのぼります。阿部平助氏が機械をタオル製造用に改造し、タオル製造をスタート。後の明治43年に麓常三郎氏が、タオルを同時に二列折る機械を考案。大正元年には、中村忠左衛門氏により大衆向けタオルが開発されました。
そして、大正13年頃には、高級なジャガード織りの今治タオルが愛媛県工業講習所の技師菅原氏により生産されるようになります。
今治タオルは現在日本で一番の品質や生産量を誇り、世界各地でも愛用者が多いです。
1991年には5万456トンもあった生産量が、2001年には2万3398トンにまで減少してしまったのでした。
その後、100年も続いた伝統あるタオルを終わらせてはいけない!と今治市として今治タオルをブランド化しようと立ち上がりました。ブランド化にあたり、先ほど書いたように、クリエイティブディレクターの佐藤可士和さんを迎えることで、無事に復活をはたし、今ではファンもたくさんいるブランドタオルとして君臨しています。
つぎに、今治タオルの特長も紹介しておきますね。
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今治タオルの特長
タオルで一番必要なこと、それは、「水を吸うこと」ですよね?汗をかいたり手や顔を水で洗った後、タオルを使って水分を吸ってくれないと困りますよね?
なぜなら「最初に洗濯せずに利用できるタオル」、「柔軟剤を使用せずに洗ってください」という独自の品質基準をクリアした品のみを認定。今治タオルブランドの品質基準の確かさは驚きですね。
今治タオル産地では、見栄えや豪華さを追い求めてタオルづくりをしません。
四国といえば、八十八か所のお寺をめぐる遍路の人々を接待する習慣があり、自分のものを見ず知らずの人のためにさりげなく差し出す伝統があります。
今治タオルも多くの人々にぬくもりや安らぎをもたらしています。人にやさしいタオルをつくるという思いが根付いています。
特長もいろいろとあって、素晴らしいですね。
・新品でも洗濯せずに使える
・柔軟剤は不要
・品質重視
まとめ
贈り物にもらうとうれしい今治タオル。その歴史は100年以上前の明治からスタートしています。しかし、一度風前の灯になったことがありました。
そして、2006年頃、クリエイティブディレクター佐藤氏の力により大きく生まれ変わります。もちろん品質や安全性が高かったからなのですが、ブランドタオルとして日本全国での知名度がアップし、世界各地でも愛用されています。
すごいですよね。しかも独自の品質基準を設けておりその品質は保証されています。
四国の今治では、良質の水が繊維をやさしく仕上げ、繊細でやわらかく鮮やかな色がでてくるそうです。そして、八十八か所めぐりをする遍路さんたちを接待する思いやりも織り込まれており、人や環境にやさしいタオルづくりもされているそうです。
今治タオルはいろいろな歴史や特長があります。今治タオルが有名になった理由がおわかりいただけたら嬉しいです。