クリスマスが近づくと真っ赤なポインセチアを見かけますよね。しかし、このポインセチアたち、クリスマスが終わったらどうなるのでしょう?そこで今回はクリスマス後もポインセチアを楽しむ方法をご紹介します!
ポインセチアのクリスマス後の管理方法
クリスマスによく使用される赤・緑・白の3色はクリスマスカラーと呼ばれ、ポインセチアは葉が赤と緑、樹液が白なのでクリスマスにはピッタリで、この季節に街で見かける機会は多くなります。
↓まさに、クリスマスのお花って感じですよね↓
ですが、クリスマスが終わったからはポインセチアはおしまいではなく、管理のポイントを守れば春先まで鮮やかな色を楽しむことが出来ます!
来年もまた彩を添えてもらうためにも大切に管理していきましょう。
これから管理の方法をご紹介していきますね。
置き場・温度
クリスマスの時期によく見かけるので、ポインセチアは寒さに強いと思われがちですが、実は寒さには弱い植物です。
お部屋の中の日当たりがよいところに置くようにしましょう。
室温が5℃を下回ると、綺麗な緑の葉が黄色くなってしまうので、温度管理には注意が必要です。
夜になると窓際だと気温が下がりすぎてしまうので、窓から離れたお部屋の部分に置き換えましょう。
また、季節的にはちょうど暖房を使う時期ですが、暖房の風が直接あたるのもよくないので、その部分も避けた場所を選んで下さい。
水やりのタイミング
4~10月のグングンと成長する生育期の期間は土が乾いたらたっぷりのお水をあげましょう。
ただ冬場は成長が少し鈍るので、お水のあげすぎには注意が必要です。
また、冬場の場合、根腐れを防ぐためにも、お天気の良い日の午前中にお水を上げることをお勧めします。
肥料
ポインセチアは、目で楽しむ期間があまり成長しない時期と重なっているため、最も目にするクリスマス前後の期間は肥料を必要としません。
しかしそのせいかクリスマスシーズンが終わって、ポインセチアが生育期に入ってからも肥料を上げ忘れてしまう人が多いようです。
ポインセチアが生育期に入ったら1ヶ月に1回ほど、緩効性の固形肥料を与えましょう。
これは文字通り、肥料の効果が緩やかに長く効果をもたらせてくれます。
そして肥料は与えれば与えるほど植物に良いと思いがちですが、肥料を与えすぎると根が肥料やけを起こす場合があります。
肥料の説明書きをよく読み、使用量や与え方を守るようにしましょう。
花が咲き終わったときのお手入れ方法
置き場所が良くて、上手に管理していけば4月頃までお花のように見える赤い苞(ほう)を楽しむことが出来ます。
枯れた苞や葉は摘み取っておき、生育期の剪定に備えておきましょう。
温かくなって、霜の心配がなくなったら外に出して、日の光が沢山あたるように管理します。
剪定の仕方
ポインセチアの生育期には、クリスマス前後からは想像がつかないくらいグングンと成長します。
そのまま成長させてしまうと1m以上伸びてしまい、ポインセチアとしては不格好になってしまうので、それを避けるためにも選定は行いましょう。
ポインセチアの剪定は不必要に伸びすぎた枝や間延びした枝を整理する切り戻しと、枝茎の先端の芽を摘んで葉っぱの枚数を増やす摘心が必要になります。
切り戻しは生育中の春から夏にかけて行うのが適切で、5月と8月頃に行うのがオススメです。
摘心は植え替えた頃、新しい芽が出だしたら、しっかりと根付いたサインなので、それを確認してから行いましょう。
植え替えのタイミングと方法
春になって気温が上がり、生育期に入ると植え替えにもちょうどよい季節になります。
植木鉢の中に根がいっぱいになっていたら植え替えの目安です。
一度、コンパクトに剪定をして、植木鉢から抜いて古い土を落とします。
元気のない根があれば、このタイミングで根も切り落としましょう。
そして今までの植木鉢より一回り大きなものを選び、移し替えます。
この時、肥料も追加して水はけがよく、しっかり保水してくれる土を作っておきましょう。最後にその土をしっかり覆い被せたら植え替え完了です。
ポインセチアにつきやすい病害虫と駆除の仕方
ポインセチアにはいくつかつきやすい害虫がいます。
代表的なものは
・オンシツコナジラミ
・アブラムシ
・カイガラムシ
・ルイスアケハダニ
です。
特にオンシツコナジラミは一度ついてしまうと完全に駆除するのは困難ともいわれています。
葉の裏に白い粉を振りかけたように繁殖し、葉を揺すると白い粉が舞い、別の葉につくという悪循環が続きます。
薬剤と粘着テープの両方を使って根気強く駆除する必要があります。
アブラムシやカイガラムシは、見つけたら粘着テープにくっつけて取り除き、新芽の隙間にいた場合は、歯ブラシや筆などでこすって落としましょう。
薬剤をスプレーする時は換気のよい場所で行い、一種類の薬剤を繰り返し使うと耐性が出来てしまうので、何種類かを交互に使い分けるようにすることがオススメです。
粒状の薬剤はある程度の期間効果が期待できるので、植え替えた時に土に一緒に混ぜておくことで、害虫そのものの発生の予防にもなります。
ポインセチアを育てるポイント|短日処理の方法
ポインセチアの魅力は何といっても鮮やかな色です。
翌年もその彩を楽しむために、短日処理を行いましょう。
ポインセチアの日に当てる時間を短くすることで、花芽がつきやすくなります。
9月の中旬頃、ポインセチアを室内管理に戻したとき、室内でも証明が付いていると花芽ができず苞も赤く色づきません。
昼間は外の光を取り込み、夕方から朝にかけては段ボールなどを被せて暗くしましょう。
このひと手間をかけることで、ポインセチアを長く楽しめるようになります。
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まとめ
クリスマス後のポンセチアの管理についてまとめてみましたが、いかがでしたでしょうか?
ポインセチアはクリスマスシーズンだけ注目されがちな植物ですが、手をかけることで毎年楽しめる植物になります!
ポインセチアの管理とともに季節を感じるのも素敵な1年になりそうですね。