天ぷらってサクサクして美味しくて、時々無性に食べたくなることってありますよね。
外で食べるとお高いものだけど、家で作るのは手間でちょっと面倒だったり、ベタっとして美味しく作れなかったらショックなものです。
天ぷらを、炭酸水で揚げるとサクサクして美味しく作れると聞きました。
本当でしょうか??
お店で食べるみたいに、サクサクの美味しい天ぷらが家で作れたら最高ですよね!
どうして天ぷらを炭酸で揚げるとサクサクするのか、本当にできるのか、どうやって作るのか調べてみました!
天ぷらを炭酸水であげるとサクサクする理由
天ぷらを炭酸水であげると、どうしてサクサクするのでしょうか?
まず、天ぷらがべちゃっとなってしまうのは、衣の中の水分が多く含まれているのが原因なのです。
ですから、その水分を取り除かないといけません。水分がなくなってしまえばいいわけです。衣の中の水分を素早く蒸発させるにはどうしたらいいのか。
炭酸水を使い、油に入れると、炭酸水に含まれている二酸化炭素が一気に蒸発します。
ですから、衣の中の水分も一緒に素早く抜けるのです。そして、細かい気泡が衣について、サクサクの軽い食感になる、という訳です。
ちなみに、マヨネーズでも、サクサクになるそうですよ。
それはマヨネーズの油分のおかげで、衣の温度が素早く上がり、水分の蒸発が早くなるからです。
要するに衣の水分が素早く蒸発すればいい訳ですね!
炭酸水を使ったサクサク天ぷらの作り方
まず、衣の材料です。
薄力粉:300g
卵黄:1個
冷水:500cc
炭酸水:50cc
これらの材料をまず、冷蔵庫に入れ、冷やしておきます。
常温のままですと、衣に粘りが出てしまいますので冷蔵庫へ入れて下さいね。
そして、まず、水と卵を混ぜます。全てを一気に混ぜると、こちらも衣に粘りが出る原因となってしまいます。混ぜすぎも禁物です。
卵黄と冷水をしっかりと混ぜ、薄力粉を半分入れて、泡だて器で軽く混ぜていきます。残った薄力粉も少しずつ投入し混ぜましょう。最後に、炭酸水を混ぜて、完成です。
簡単ですね!!
一気に全部入れて混ぜるなんて横着はせずに、丁寧に美味しくなるように作りましょう。
そして、具材は、水分がなるべく含まれないように、キッチンペーパーで水気をふき取っておく事が大切です。
かき揚げを上手に揚げるには、最初に固めて入れるのではなくて、油の中に一度散らして入れて、具材一つ一つにしっかりと油がつくようにします。
その後に、丸く形を整えるとサクサクの美味しいかき揚げができます。
揚げた天ぷらをキッチンペーパーに放置するのは要注意です。
キッチンペーパーに染み出た油、水分が、天ぷらに戻ってしまい、結局べちゃっとなってしまいます。揚げたらすぐに食べるか、お皿に移しましょう。
他に、サクサクにする方法として、片栗粉を少量混ぜるといいですよ。片栗粉の持つ効果で、揚げた天ぷらのサクサクが長持ちします!
そして温度は、かぼちゃなどの堅いものは、170度にしましょう。そして、火の通りやすいものは180度にしましょう。
天ぷらに最適な油は白ごま油です。高級天ぷら店で使われているのも、白ごま油ですよ。
でも、お値段も気になると思いますので、菜種油、キャノーラ油が、比較的お手軽な価格で揚げ物にも適しており、いいかもしれません。
このキャノーラ油を使う場合は少しごま油加えると風味も良くなり、オススメです。
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まとめ
炭酸水に意外な効果があることがおわかりになりましたか。
てんぷらを揚げる時に炭酸水を使うと、油に入れた時、炭酸水に含まれている二酸化炭素が一気に蒸発するため、衣の中にある水分も一気に蒸発します。そのため気泡が衣についてサクサクするわけです。
ぜひ、今度てんぷらを揚げるときは炭酸水を使ってみてください。
高級天ぷら並みの天ぷらに仕上げたければ白ごま油がオススメですが、キャノーラ油にごま油を少しだけ入れても美味しくなります。
炭酸水っていうのは、他にも、ごはんを炊く時に使うと、ごはんがふっくらとしてつやつやになったり、卵料理に使うとふわふわになったりと、いろんなところでいい効果を発揮してくれます。