コーヒー豆って、好きなブランドや品種、格安商品を手軽に購入できますよね。
ですが、販売しているコーヒー豆に不良品が混ざっていることがあるってご存知でしたか?
異物・病気・虫食い・黴豆が混在している現状があるのです!
買う時に失敗しないように、コーヒー豆にカビがないか見分け方を紹介しますね。
コーヒー豆を選ぶ時のポイント
コーヒー豆を選ぶポイントを紹介します。
美味しいコーヒー豆を選ぶポイントは、美味しいコーヒーを販売している業者・営業店舗を見分けることです。新鮮で欠点豆の混入がなく、コーヒー豆の保存に気配りする業者・営業店舗を探しましょう。
引き立て・淹れたてのコーヒーを試飲させている業者・営業店舗は、販売しているコーヒー豆の扱いに自信がある証です。
美味しいコーヒーを販売している見分け方は3つありますので紹介します。
コーヒー豆の保存場所に清潔さがある店舗
コーヒー豆の保存ケースが綺麗であり、コーヒー豆から排出された油分や外殻で汚れていないショーケースは、美味しさの証になります。
コーヒー豆のショーケースの設置場所を確認する
コーヒー豆は日光が天敵です。テナントビルにある店舗は問題ありませんが、商店街でアーケードがない店舗では、ショーケースの設置位置と日当たりの状態を確認しましょう。
売れ行きがよいお店
店舗がいつも混雑していて、ショーケース内のコーヒー豆の回転率が高位であることです。ショーケース内のコーヒー豆回転率が早いことは、いつも新鮮なコーヒー豆が用意されていることになります。
コーヒー豆を買う時は以上のことに気を付けください。
ところで、不良品のコーヒー豆とはどんな豆なのでしょうか?
不良品のコーヒー豆ってどんな豆?
コーヒー豆は原産国から日本向に出荷する際に厳しい検査を受けてから輸出します。
また、日本に到着した輸入品は税関の検閲を受けて、輸入元へ届けられます。輸入元では市場に販売するための出荷前検査があり、不良品が混在することは有り得ないはずで、3重の検査を潜り抜けて市場に販売商品が流通します。
ですが、なぜか不良品の豆が入っているんですよね・・・。
専門家・プロは目視で選別できるようですが、一般消費者の多くは購入したコーヒー豆に「欠点豆」が混在している事実すら知りません。
最近は出荷する際に検査が一層厳しくなりましたので、「欠点豆」混載率は希少になりなした。また、販売元では、コーヒー豆の焙煎前・焙煎後に「ハンドピック」作業で「欠点豆」を除去します。
欠点豆は、コーヒー豆に混入している異物・病気の豆・虫食いの豆のことで、輸出元業者の品質管理評価を下げます。
輸入先業者も内容確認が不十分の状態で、卸会社・販売会社へ出荷した際には品質管理評価が下がります。
一度評価が下がると信頼性は失墜して、取引先の変更に繋がります。
具体的な欠点豆です。
未熟豆
未熟豆は業界では「ヴェルジ」と言います。完熟していない豆です。完熟していないと灰色に変色し艶がない状態の豆を指します。
発酵豆
収穫して水洗した際に酵母が付着して発酵した豆です。焙煎した後に焼け過ぎの状態や火が通っていない状態になる豆です。
貝殻豆
乾燥処理が十分に施されない豆で、貝殻のような形状であることから貝殻豆と言われます。
割れ豆
割れ豆は業界では「コッコ」と言います。果皮の直下にある果実の除去が十分ではないケースです。除去されず残った果実が腐敗や発酵した状態の豆です。「コッコ」とはポルトガル語で「糞」意味を持つ欠点豆です。ヨード臭(赤チン臭)・リオ臭(カルキ臭)・土臭(ブラジル連邦共和国リオデジャネイロの土壌臭)が混ざり異臭を放ちます。
黒豆
自然発酵が進み黒色に変色した豆です。
虫食い豆
蛾の幼虫が寄生して食害した豆のことです。
カビ豆
青黴・白黴が繁殖した豆です。専門家が目視すると本来は褐色ですが、青変・白変したカビが付着した豆です。
死豆
正常に受粉されずに結実しない豆です。
上記の異常な品質の豆が混入した状態で販売している業者・営業店舗は「ハンドピック」をしていなかったり、「ハンドピック」が不十分なことが原因です。
「ハンドピック」を適切に実施していない店舗のコーヒーは美味しくありません。欠点豆が混入したまま、お客様に提供している可能性があります。
美味しく安全なコーヒーを楽しむには値段が高くても「ハンドピック」で良質な豆を販売している業者・営業店舗で購入することをオススメします。
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コーヒー豆のカビの正体
コーヒー豆のカビの正体は、青カビ・白カビです。
コーヒー豆を収穫して出荷するまでの間に乾燥が十分に施されないとカビが発生します。水分が残存しているとカビの発生の原因になります。また、船便でコーヒー豆を輸送中に湿気を浴びるとカビの発生に繋がります。
コーヒー豆は麻袋に詰められて出荷・輸出されます。麻袋は通気性が良く湿気の混入を防ぎます。麻袋内に乾燥が不十分なコーヒー豆からカビが発生すると、コーヒー豆が詰まっていますのでカビは広域に繁殖してしまうことがあります。保管方法を適切に行わないとカビが繁殖したコーヒー豆からカビ臭が出るようなります。
コーヒーの木には「さび病」になるケースがあります。葉の裏面に「さび病菌」が付着すると、緑色の葉に褐色の斑点が出てきます。コーヒーの葉の光合成を低下させて果実が生育しません。不成熟のコーヒー豆を生じさせます。気付かずに流通をするとカビを発生させる要因になります。さらに「さび病」に罹患したコーヒーの木は2年~3年で枯れ果てます。
コーヒーを飲むメリットと1日の摂取量
国際コーヒー機関(ICO)と言う組織があることをご存じでしたが?
世界のコーヒーの生産・貿易に関する協定を協議・実施する国際機関です。国際コーヒー機構と表記されることがあります。機関の本部はイギリス連合王国の首都ロンドンに構えています。
上記ICOの統計結果によると、日本人のコーヒー摂取量は1週間平均で10杯と言われています。1日平均1.3杯~1.5杯の計算になります。最近の企業のオフィスにはコーヒーメーカーが設置されていることが多いので、コーヒー好きな人なら1日に4杯~5杯は愛飲します。
ところで、飲む量に制約があるのか気になりますよね?
国立研究開発法人の国立癌研究センター(国家機関)は、コーヒーの摂取量を10年以上追跡調査した結果を発表しています。追跡調査テーマは摂取量と死亡するリスクです。
- 1日1杯を飲むと死亡リスクが減少します。
- 1日3杯~4杯飲む人は死亡リスクが最も低くなります。
- 1日5杯以上飲むと死亡リスクが上昇し始めます。
コーヒーは、適量を飲めば死亡リスクが低下するほど健康的な飲み物なのです。
では、コーヒーは何杯までなら健康的なのでしょうか?
上記の統計結果によると「1日3杯~4杯飲む人は死亡リスクが最も低くなる」とのことです。
個人差や統計に参加された人によって差異はありますが、一般的に1日コーヒー愛飲量は3杯~4杯が最適のようです。
コーヒーカップの大きさ・容量によって異なりますが、ブラックコーヒーはアルカリ性飲料ですが、砂糖・ミルクを入れると酸性飲料に変化することを覚えておきましょう。
最後に
コーヒー豆を買う時は、清潔感があって、直射日光があたらなくて、売れ行きのよいお店を選びましょう。
なお、コーヒー豆は発見当初は薬用でした。日本茶も抹茶を飲用するとお薬湯と言われています。現在は嗜好品になっていますが、昔は薬用でしたので過剰な摂取はよくありません。お酒も・煙草もほどほどにと言いますよね。
コーヒーは欠点豆を避けて、美味しいコーヒーを1日当たり3杯~4杯を愛飲してコーヒーライフを満喫しましょう。コーヒーは過剰な摂取をしなければ死亡リスクが軽減されるお薬湯です。