5月1日から新元号の令和がスタートしましたが、令和のイントネーションってどれが正しいの?と疑問が湧いてきませんか?TBSアナウンサーの安住紳一郎さんが、令和の発音やアクセントについて説明していて、「えっ、こんなにも種類があるの!?」と驚いたので令和のイントネーションの種類と正しい発音は決まっているのか?について紹介していきますね。
令和のイントネーションと発音の種類
安住さんの意見では、令和のイントネーションは8パターンある、と仰っていました。まず、レがRかLか、2つ目に母音を伸ばすレーワ、伸ばさずにレイワと発音するのか、3つ目に平坦かアクセントをつけるのか。
・母音を伸ばす伸ばさない
・イントネーションの違い
まず、令和の『レ』がLなのかRなのか?が大きな分かれ道で、安住さんはLかRかによって発音が違う、の説明からされていましたが、ラジオの放送後、国の公文書はヘボン式ローマ字で表記されるため、令和のレはRになると公表されました。
スペルはRなわけですが、日本人はLの発音をすることになるでしょう。
Rで始まる、ラリルレロを発音する場合、舌を丸めて上顎の真ん中あたりで発音するのですが、日本人は英語のLの発音をするからです。
令和のイントネーションの種類
令和はRということは決まりですので、イントネーションの種類をあげていきますが、「レイワ」とイを発音するパターンと「レーワ」のイを発音せず母音を伸ばすパターンに分かれます。
母音を伸ばすか伸ばさないかに加えて、イントネーションの違いをあげると4種類になります。
- レ→イ→ワ:母音を伸ばさずに平坦
- レ↑イ→ワ→:母音を伸ばさずに『レ』にイントネーションがある
- レー→ワ→:母音を伸ばして平坦
- レー↑ワ:母音を伸ばして『レ』にイントネーションがある
4パターンのうちどれが正しい発音なのでしょうか?
ということで、国として決まりがあるのか気になりますよね。
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内閣府の令和のイントネーションの見解は?
内閣府の担当者は4月1日、J-CASTニュースの取材で令和のイントネーションについて以下の発表をおこないました。
「『元号法』および『元号の読み方に関する告示』にもとづいて定めているのは、あくまでも漢字とその読み仮名だけであり、アクセント(イントネーション)についての決まりはありません。ですので、自由に発音していただいて構いません」
「出身地の言葉によってもイントネーションは変わり得ると思いますので、読み仮名さえ間違っていなければ発音の仕方は自由です」
ということで、どのような発音をしてもOKということです。ですので、自分の発音しやすいイントネーションで構いません。
ですが、令和の時代がすすんでいくにつれて、一つのイントネーションに統一されていくようにも思えます。
なぜかというと、昭和がそうだったからです。
昭和の発音はショーワ
昭和も令和と同じように、『ショウワ』、『ショーワ』の2パターンの発音の仕方があり、どちらを使っても良いとされていましたが、2016年に、どちらかと言えばショーワの方がよい、となったからです。
令和も今はどちらでもよいと言われていますが、数年後か数十年後に、『レイワ』か『レーワ』のどちらかが推奨される日がくるのかもしれません。
明治、大正、昭和、平成のイントネーション
令和はどのイントネーションに落ちつくのか楽しみですが、明治、大正、昭和、平成のイントネーションが参考になるかもしれませんので見ていくことにします。
◆明↑治→
◆大→正→
◆昭→和→
◆平→成→
大正から平坦なイントネーションに変わっていますね。
ちなみに、菅官房長官は令和を発表されたとき、「明治」のイントネーションでした。
アナウンサーのアクセントは民放と公共放送でちがう
イントネーションはプロであるアナウンサーを参考にすれば間違いない!と思っていませんか?
実は、民放と公共放送でルールが違うんですよ。TBSアナウンサーの安住さんがラジオ番で説明されていました。
TBSアナウンサーの安住紳一郎さんの話しでは、NHKの方が国民からの信頼度が高いので、自分のところに、
「なぜ、『エイケイビイ』と発音しないのですか?」
とクレームがくるそうです。
NHKとTBSの令和のイントネーションのちがい
NHKは、アナウンサーが令和を読む際には、『レ』にイントネーションをおく頭高型の発音に統一することに決定しました。この発音の仕方は、新元号を発表した時の菅官房長官の発音と同じです。
TBSテレビでは、「平和」のようにイントネーションのない平坦な発音に決めました。
令和の発音もテレビ局によってルールが異なるので、ニュースを見るときにもチェックすると面白いかもしれませんね。
まとめ
令和のイントネーションは自由に発音してよい、と国からも発表があったので、自分が発音しやすいアクセントでOKですね。
昭和はショウワよりショーワの方が良いことになったし、平成もヘイセイよりヘーセーと発音する人が多かったですし、平坦なイントネーションの方が発音しやすいこともあり、令和もレーワと発音する人が多くなるのかもしれません。
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