ジム・ハットンとの出会いは映画と違う!アプローチを続けたフレディ

フレディ・マーキュリーとジム・ハットンとの出会いは、映画のボヘミアン・ラプソディとは違いますので、事実を紹介しておきます。フレディはジムに一目ぼれして声を掛けましたが、ふられてしまいます。その後再会してお付き合いがスタートしたわけですが、フレディのジムに対する一途な気持ちを知ると、純粋に愛を求めた人なんだなと思いました。

 

フレディとジム・ハットンとの最初の出会い

ジムとフレディの出会い

 

フレディとジム・ハットンとの出会いは、映画ボヘミアン・ラプソディでは、パーティの後、パーティの接待の仕事で来ていたジムが後片付けをしている時、フレディが声をかけて二人で飲み、その後、フレディが電話帳でジムを見つけ出して再会しお付き合いがはじまる。となっていました。

 

実際は、ロンドンのココバーナというゲイ・クラブで出会いました。

 

ジムは当時の恋人とビールを飲んでいて、恋人がトイレに行ったとき、フレディが近づいて

 

「一杯おごらせてくれないか」

 

と声を掛けられましたが、ジムは結構だと断りました。

 

それでもフレディは引くことなく、今夜の予定をジムに訊ねましたが、

 

「余計なお世話だ。知りたいのなら僕のボーイフレンドに訊いてくれ。」

 

と返されてしまい、フレディは仲間のところへ戻りました。

 

えっ、スーパースターのフレディ・マーキュリーに声を掛けれてあっさり追い払うなんて。。。

 

とびっくりしそうになりますが、実は、ジムはフレディのことを知らなかったし、興味もなかったのです。

 

トイレから戻ってきた恋人に、声をかけられたと話すと、「だれ?どこにいるやつ?」と聞かれ、あそこにいると指を差すと、ジムの恋人は誇らしげな様子だったそうです。

 

そうですよね。自分の恋人がスーパースターに声を掛けられたわけですからね。

 

フレディとジムの再会

ジムは2年間付き合った恋人と分かれることになってしまい、一人でバーへ出かけるようになり、今度はヘブンというバーでフレディと再会しました。

 

この時も、フレディからおごると声を掛けられましたが、ジムはすでにお酒が入ってご機嫌になっていたため、自分がご馳走すると答えてしまったのです。ジムは5ポンド札しか持っていなかったため、一瞬で所持金をなくしてしまったそうです。

 

フレディに仲間達と一緒に飲もうと誘われ、その後踊ろうと誘われ、お酒がまわって気持ちよくなっていたジムは、フレディをフロア中引っぱりまわしてダンスを楽しみました。

 

バーの後、皆でフレディの家へ行き、お互いの職業を語ったり、電話番号を交換したのでした。

 


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ジムに一目ぼれしたフレディがとった行動

ヘブンで偶然出会ったように思いますが、後でわかったことですが、フレディはジムの行動をチェックしていたというのです。

 

フレディは、かつての恋人で、住み込みのコックでもあったジョー・ファネリに、ジムがいつものバーにいるか見てくるように頼んでいたのです。

 

フレディとジムがパートナーに求めていたもの

フレディは大スター、ジムは一般人だったし、フレディの一目ぼれでジムはフレディに興味がなくタイプでもありませんでしたが、二人に共通していたのは、愛情のこもったお付き合いができるパートナーを求めていたことです。

 

フレディはずっとそのような相手を探し続けていましたし、インタビューでも答えていました。ジムも、著書『フレディ・マーキュリーと私』で書いています。

 

著書の中で、ジムがフレディに、どんな相手も自由に選ぶことができるのに、どうして僕なの?と聞いたとき、

 

きみは僕と闘って、僕を勝ちとったんだよ!

 

と答えたそうです。

 

私はこのフレディの言葉がとても印象的で強く心に刺さりしびれました。

 

恋人に質問してこのような答えが返ってくることって99%ないと思います。この言葉から、2人のお付き合いがとても濃厚で愛に溢れていたと同時に、不安や葛藤もかなりあったんだろうな、と思えました。そしてフレディらしいなと思いました。

フレディとジムは運命の出会いだった!?

ジムにおごると言って断られた後、別のお店で2人は同時に来店したことがありました。ジムが恋人と料理を食べていた時、恋人がフレディがいることに気がつき、ジムはフレディに気付かれないようにそっと存在を確認したそうです。

 

このお店はバーでもクラブでもなく、美味しいお料理を提供しているお店ということで、偶然にも同じ時間に来店とは、ご縁があったのかもしれませんね。

 

フレディがマッチョになった理由はジムの影響!?

フレディはデビュー当時からしばらくはとても痩せていて、身長が177cmで体重が59キロと華奢でしたが、途中から、マッチョになりましたよね。

 

インタビューでは、他人に安く扱われないようにするため、などと言っていましたが、もしかしてジムの好みに応えるためだったのかもしれません。

 

というのも、ジムは大柄でたくましい体形の男性がタイプだったからです。最初、フレディに声を掛けられた時、見た目が華奢でまったく好みではなかったと著書の『フレディ・マージュリーと私』で書いています。

 

フレディがマッチョになり始めたのが1970年代後半、そしてジムに声を掛けたのが1983年でした。デビュー当時に比べたらずいぶん体格が良くなっていましたが、それでもジムには華奢だったんですね。

 

ちなみに当時のジムの恋人は、とてもがっしりとした体形だったようです。もし、ジムの好みの体形になるためにさらにマッチョになったのだとしたら、まるで乙女のようだと思いました。

 

最後に

フレディ・マーキュリーとジム・ハットンの出会いを紹介しました。

 

二人の出会いは、映画のパーティの後ではなく、ロンドンのクラブでした。

 

フレディからの一目ぼれで始まった恋は、がっちり体形が好きだったジムにとっては恋愛対象外で、当初はフレディに興味を持ちませんでしたが、話をするうちに、フレディに惹かれていき大好きになったようです。

 

▼映画でフレディとジム・ハットンの出会い方を見てみる▼

 

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≫『ボヘミアンラプソディ』の歌詞の和訳と解析!フレディの苦悩と生き様に涙!

≫フレディ マーキュリーの言葉がまとめられた本『 ア・ライフ、イン・ヒズ・オウン・ワーズ』

≫フレディ・マーキュリー 晩年までの12年間がわかる本 華麗なるボヘミアン・ラプソディ

 

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