チェーンはなんとなくイメージがつくと思いますが、スタッドレスタイヤについてはいまいちよく分からないという方もいます。
そのような方のために、スタッドレスタイヤのメリットとデメリット、チェーンとの違い、スタッドレスタイヤを購入する時に注意することなどについて説明していきますので是非ご覧ください!
スタッドレスタイヤとチェーンの違い
スタッドレスタイヤとチェーンの大きな違いですが、まず価格です。
スタッドレスとチェーンは販売価格にも違いがあって、スタッドレスタイヤはチェーンに比べると価格が高くなってしまい、チェーンのほうが安くなります。
どちらも車で雪道を走るために必要ですが、雪が溶けてきてアスファルトの上を走る場合もあります。
そのような場合は、チェーンよりスタッドレスタイヤの方が違和感なく運転することができますし、チェーンは付けたり外したりして手間がかかります。
冬の間、毎日雪道を走る地域の方はチェーンでも問題ありませんが、関東のような時々しか雪が積もらない地域の場合、バスなどはチェーンを付けていますが、乗用車でチェーンをつけて走っている車はあまり見かけないですね。
乗用車であれば、スタッドレスタイヤの方が便利だと思います。
スタッドレスタイヤについてメリットとデメリットを書いていきますね。
スタッドレスタイヤのメリットとデメリット
スタッドレスタイヤにはもちろんメリットもあればデメリットもあります。
スタドレスタイヤのメリット
見た目は普通タイヤと何の変化もありません。普通タイヤに見えますが積雪路面や凍結路面の走行はできます。
夏タイヤに比べるとコンパウンドが柔らかくなっていて、溝も深くなっています。
その為、雪道や凍結している路面であったりシャーベット状になっている路面でも、しっかりと走行が出来ます。
高速道路でも普通の走行は出来ます。
(スピードの出し過ぎには十分に注意して下さい^^)
チェーンに比べると走行中の音も静かで揺れもない為、快適に走行が可能です。
タイヤによっては夏でも冬でも履き替えなくても走行できるタイヤもあります。タイヤによっては交換する手間と時間がかかりません。
また、1度購入すると3年から4年ほど使用可能です。
(保存状態によって違うので注意が必要です)
スタッドレスタイヤのデメリット
夏タイヤに比べて乗り心地が少し悪くなってしまいます。路面が凸凹な場所であったり、カーブで揺れを感じやすくなってしまいます。
普通の道でのブレーキにも少し変化があります。
ブレーキをかけた時に夏タイヤに比べると車がしっかり止まるまでの距離が長くなります。早めのブレーキに注意が必要です。
燃費にも少し影響があります。コンパウンドが柔らかくなっている為、タイヤが転がっている時に抵抗が増してしまうのです。その為、車の燃費に影響があり燃費が落ちてしまいます。
当然ですがスタッドレスタイヤにするには、タイヤ交換をしなければなりませんよね。タイヤ交換をする手間と時間がかかってしまいます。
交換した後は、夏タイヤの保管も必要になってきます。自宅や保管場所を借りるなどの場所が必要になります。
タイヤ交換は、カー用品店やガソリンスタンドでも有料になりますが、交換は行なってくれます。
また、交換した後のタイヤを家に置く場所がないという方は、有料になりますが保管もしてくれます。
ガソリンスタンドへのタイヤの保管料金の相場
タイヤは置いておくスペースがあればどこでもいいわけではありませんし、積んでおくだけていいわけでもありません。
タイヤは柔らかいほうがブレーキがききやすいため、硬くならないように保管したほうがいいです。
直射日光や雨にあたらないようにし、湿気を防ぐため穴を空けたビニールに入れて室内で保管できればいいのですが、一般家庭だとなかなかできないものですよね。
そこで、タイヤを保管してくれるサービスを利用する方法があります。
タイヤを保管してくれる業者さんを掲載しておきます。
・タイヤ館
・オートバックス
・ダイヤガーデン
・東京トヨペット
料金は、保管期間(1ヵ月、半年、1年)、タイヤのサイズにもよりますが、1ヵ月1000円~、半年で3000円あたりからあります。
プロに保管してもらうことのメリットはスペースの問題だけではありません。
●保管する作業を自分でしなくてもいい
●保管の状態が良くなりタイヤの持ちが良くなる可能性がある
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スタッドレスタイヤの新品は滑る【原因と対策】
スタッドレスタイヤに限らず新品タイヤは嬉しいですよね。でも、新品だからといってすぐに効果抜群という訳ではありません。
タイヤを新品にするとまずはハンドルが軽くなるのを感じます。運転もしやすくなって「新品のタイヤだし大丈夫だろう」なんて事を思っていると危険なのです。
新品すぎるスタッドレスタイヤは以外にも滑ってしまうのです。
新品のスタッドレスタイヤが滑る原因
原因は「油」です。タイヤを製造する時に表面についている油が原因で滑ってしまうのです。新品タイヤならではですね。
製造の過程でついてしまう油が原因ではじめは本来の効果が出ないのです。
新品のスタッドレスタイヤが滑らないための対策
対策は表面についている油をとる事です。表面の油を少しだけ削る事で、本来の効果を発揮する事が出来ます。
新品のタイヤを装着してから、晴れているアスファルトの上を時速60㎞以下で200㎞から500㎞の距離を走行する事で表面が少し削れます。
新品タイヤだからすぐに効果を発揮する訳でないので、その点だけ注意して下さい。
スタッドレスタイヤは中古でも大丈夫なのか⁉︎
スタッドレスタイヤは新品のタイヤだけではなくて、新品もあれば中古のタイヤもあります。
中古を購入している人もたくさんいますよ。
中古も販売している価格は安い物からそこそこ高い物まで様々です。
基本的には中古タイヤでも大丈夫です。しかし、安いからといって値段だけで決めてしまうのは危険なのです!
安いのには安い訳があるからです。なかには「掘り出し物」のようにいい物もありますけどね。
中古タイヤを購入する時は、ちゃんと確認をしてから購入する事をオススメします。
スタッドレスタイヤの中古を買う時のポイントをあげておきますので、必ず参考にしてくださいね。
スタッドレスタイヤの中古を買う時のポイント
製造年月を確認する
側面に記載してあるので購入する日になるべく近い方が良いでしょう。
タイヤのサイズを確認する
純正のタイヤと同じサイズのタイヤをオススメします。
太いタイヤになるとスリップをしやすくなってしまいます。
タイヤの硬さを確認する
出来ればタイヤに触れるといいです。
硬さを測るのには「硬度計」で測るといいです。
55〜56くらいで大丈夫です。
すり減り具合を確認する
タイヤの側面に矢印があります。
その矢印の方向を見るとタイヤの溝にでっぱっているものがあります。
そのでっぱりがタイヤの外側と一緒だと効果は半分以下くらいになっています。
決して中古タイヤが悪い訳ではありませんが、購入する時は確認してから購入して下さいね。
スタッドレスタイヤへの交換時期【関東】
夏が終わって涼しくなってくると、そろそろスタッドレスタイヤに履き替えの時期ですよね。
もちろん雪が降ってからでは遅いので、その前に交換しておきますが、その時期はいつ交換すればいいんだろうと思ってしまいますよね?
関東では11月中旬から12月の初旬に交換しておきましょう。
まとめ
車の雪対策は出来ているでしょうか?
まだ大丈夫だろうと思っていると、突然雪って降るものですよね。
スタッドレスタイヤは新品のタイヤであれば大丈夫!と思わないように注意して下さい。
新品のタイヤには油が付いています。油で本来の効果を発揮できない事もあるので、しっかり慣らし走行をして下さい。
スタッドレスタイヤは新品だけではなく中古タイヤも販売しています。
もちろん中古タイヤは安い物もありますが、しっかり確認してから購入して下さい。
●硬さを確認する
●すり減り具合を確認する
事前にしっかり準備をして安全な走行をして行きましょう。