亡くなった家族がいた場合のお中元の贈り方【手紙の例文あり】

自分や先方の身内に亡くなった人がいた場合、お中元は贈ったりもらったりしても良いのか迷いますよね。先方や自分の身内に亡くなった家族がいた場合でもお中元は贈っても大丈夫なのですが、注意することがありますので、紹介しておきます。

 

亡くなった家族がいた場合のお中元の贈り方の注意点

お中元-5

 

先方や自分に亡くなった家族がいた場合でも、お中元は贈ってもいただいてもマナー違反ではありません。というのも、お中元は日頃お世話になっていることを感謝する風習だからです。

 

ですので、先方や自分の身内に亡くなった人がいてもお中元を贈っても大丈夫です。

 

ですが、いくつか注意することがありますので、順番に説明していきますね。

 

お中元期間が四十九日の場合

亡くなった家族 お中元2

 

お中元を贈る期間中、四十九日だった場合、四十九日が過ぎてから先方に届くように贈ります。家族を亡くしたばかりで悲しみの日々を過ごされていますし、忙しい期間でもありますので四十九日が過ぎてから届くように贈ります。

 


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のし紙と表書き

 

その際には、のしの表書きには御中元ではなく、「残暑御見舞」や「残暑御伺い」にして、のし紙は紅白の水引ではなく、無地の奉書紙か白い短冊を使用します。

 

四十九日ではない場合は、お中元の期間に贈っても大丈夫ですが、同じく、のし紙は紅白の水引ではなく、無地の奉書紙、あるいは白い短冊を使い、表書きには「御中元」と記載します。

 

毎年通販から申し込んでるけど、対応しれくるのかな!?

備考欄があるので、要望を入力できますよ!

 

最近は通販からお中元を贈る方も増えています。インターネットから注文する場合でも、のし紙は選べますし、ほとんどのショップは備考欄などを設けていますので、要望を書きこむことができます。

 

手紙・葉書などの文章

亡くなった家族 お中元3

 

お中元を贈る際には、手紙や葉書などで感謝の言葉とお中元を贈ったことを伝えますが、喪中の場合は、慰めの言葉を添えます

 

なお、「皆々様・ますます・くれぐれも・再び」などの重ね言葉は縁起が悪いため、使わない方が良いです。

 

手紙の例文

 

残暑お見舞い申し上げます

厳しい暑さがつづいておりますが いかがお過しでしょうか

ご家族の皆さまにおかれましては 大切な〇〇さんが旅立たれ お寂しい毎日をお過ごしのこととお察しいたします

今年は残暑が厳しく一日の気温差もありますで どうかお疲れがでませんようお身体をご自愛ください

日頃からなにかとお世話になり 厚く御礼を申し上げます

さて、本日は心ばかりの品をお送り申し上げましたのでご笑納いただければと存じます

令和××年××月

 

亡くなった家族がいる場合、何を贈るのがいい?

例年と同じ商品を贈っても大丈夫!?

亡くなった家族がいた場合でも、例年と同じ商品で問題ありません!

 

もし、亡くなったご家族の嗜好を知っているのであれば、好みそうな商品を選ぶのもいいですよ。お仏壇へお供えしてくださるでしょうし、先方へのわずかばかりの心遣いにもなります。

 

生もの以外の、個人の好きだったギフトオススメです。

 

ご家族の中にビールをお飲みになる方がいて、故人がビール好きだった場合にはビールがオススメです。お中元の時期は暑いですし、ビールはぴったりですね。

 

 

また、ご家族は身内を亡くされていて、あまり食欲もないかもしれませんし、夏の暑さもあり体力の消耗や料理をする気力もないかもしれません。特に四十九日であれば、なおさらです。

 

そのような場合でも、そうめんは茹でるだけで食べることができますし、疲れた体にチョコレートなどの手軽に口にできるものや手軽に飲めて栄養補給もできるジュースなどもオススメです。

 

そうめんはさっと茹でることができて、体力が消耗するお中元の季節に重宝します。

 

 

疲れた体にチョコレートは手軽に栄養補給ができます。1個ずつ別包装されていれば、ひと口で食べることができますし手を汚すこともありません。

 

 

お子さんがいる場合は、お菓子を贈るのもいいですよ。悲しいときに少しでも気持ちを和らぐことができます。

 

 

ただ、生ものや日持ちしないものは避けた方がいいです。

 

まとめ

亡くなった家族がいた場合でも、お中元は贈っても問題ありません。お中元は毎年贈ることがマナーですし、日頃お世話になっている感謝の気持ちを贈り物をお渡しする風習で、お祝いごとではないからです。

 

ただし、先方が四十九日の場合は、たとえお中元を贈る時期であっても先方の気持ちを配慮して、残暑見舞いとして贈ります。

 

その際には、手紙、葉書、カードなのに慰めの言葉をひと言添えます。

 

また、お中元の品は、亡くなった家族の方の好みの食品でもいいですし、四十九日であれば、ご家族は悲しみや忙しさでお料理をすることも大変だったり、気力や食欲がおちていることもあります。特にお中元の時期は健康な人でも体力を消耗するものです。

 

生もの以外で、手軽に食べられるそうめんや栄養補給ができるジュース、チョコレートなどの甘いスイーツで気持ちをやわらげる贈り物を選んでさしあげることもオススメです。

 

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