「台風って何?」「嵐って何?」と子供に聞かれたことはありませんか?
それぞれの意味や違いをきっちりと理解して、子供に説明できる自信はありますか?
私は以前、子供に質問されて答えられなかった経験があります。
強い風が吹いて大変というイメージはあるものの、実際に、どうしてそれらが起こるのか?違いは何なのか?ということを改めて理解しておくと、子供に教えてあげるのも簡単です!
最後に、今度子供に台風と嵐の違いについて質問された時のために、私だったら、こう答えるという答え方を書いておこうと思います。
台風の成立要件はなに?
台風とは、北西太平洋(赤道より北、東経180度より西の領域)、又は、南シナ海に存在している熱帯低気圧の内、最大風速(10分間平均)が17、2m/s()34ノット、風力8以上のものを、台風といいます。
強い雨や風をもたらし、気象災害をもたらすことがあります。
ちなみに、ハリケーンは、東経180度より東側の、北太平洋と北大西洋に位置する風速33m/s以上の、熱帯低気圧です。
そしてサイクロンは、インド洋北部、インド洋南部、太平洋南部で発生する熱帯低気圧です。
低気圧というのは、周囲よりも気圧の低い状態のことです。それによって気圧の高い周囲から、気圧の低いほうへと、空気や風が流れ込みます。
熱帯の海上においては太陽のエネルギーを多く受けるために海面の温度が上昇しやすくなり、強い上昇気流を伴う、低気圧がうまれます。
こうした地域には水蒸気の量が多いために上昇気流によってうまれた雲は巨大化して、激しい雨を降らせます、これが熱帯低気圧です。
この熱帯低気圧がもっと巨大化したものが台風になります。
熱帯低気圧というのは、亜熱帯や熱帯で、海から供給される大量の水蒸気が上昇し、空気が渦を巻いてできるものです。
ほとんどの台風は、夏~秋に発生します。
嵐の成立要件はなに?
嵐って何なのでしょうか?
風が強いイメージはわかります。雨風がすごいというイメージですが、台風とは何が違うのでしょうね?
台風って何?嵐って何?ときちんと説明するにはそれぞれの違いを把握しておかなければなりません。
嵐というのは、強い雨を伴っている暴風のことです。思っていた通りかもしれませんね!!!
日本では、台風、及び、東日本東方沖や日本海などで発達する、温帯低気圧等による暴風雨を指しているとのこと。
台風のことも指している!?
というと、台風と嵐は同じ意味?かというとそうではありません。
台風にはどんなものなのか、という定義がありますが、嵐は強い雨風のことをいいますので、台風は嵐であるといえますが、嵐は台風とは限りません。
これで何となくわかるでしょうか?
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台風が近づいて来た時にすべきこと
台風の際にはどういう対策をすればいいのでしょうか?改めて確認しておきましょう。
まずは、雨戸を閉めなければなりませんので、きちんと閉まるかどうかガタつきはないか事前に確認して修理しておきましょう。
雨戸は、暴風によって飛んできたもので窓が割れないように防いでくれる大事なものです。
雨戸がないという窓もあると思いますので、雨戸がない家の場合は、大きな台風が来るとわかったら、窓にフィルムなどを貼って補強しておきましょう。
そして、家の外にあるもの、ベランダ等にあるもので飛ばされそうなものは家の中に入れておきましょう。
飛んで行ったら困りますし、誰かにぶつかるかもしれないという意味でも注意が必要ですので、用心のためにも室内にしまいます。
台風で家から出られなかったり、停電してしまったりしたときの為に、食料や水、懐中電灯などの準備をしておきましょう。
これらは、台風でなくとも地震などの時にも必要になります。準備しておいた方がいいです。
まとめ
台風と嵐の違いはわかりましたでしょうか?違いはわかったけど、台風の理解が難しいかもしれませんね。
理解を深めて、お子様に教えてあげて下さい。
今度子供に質問されたら、私はこんなふうに簡単に説明しようかなと思っています。
「台風は、強い風と雨が降るお天気のことで、嵐はその様子のことを言うんだよー。どっちも、風も雨も強いから、外にいると飛ばされるかもしれないからお家にいようねー。」
子供って非日常が好きですから、風や雨が降ると外に出たがるので、最後にお家にいようね、と付け足そうと思います。
そして、なければない方がいいですが、毎年台風は起こってしまうものです。
台風が接近することがわかったら、事前に庭やベランダに置いてある物を室内へ移動させたり、窓ガラスを補強したり、食料品などを備えておくと安心です。
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