映画のボヘミアンラプソディで「どういう意味?」と疑問の声が多いのは、マネージャーのリードがフレディからクビだと言われ車から降りるシーンです。伝わりにくい内容ってありますよね。ボヘミアンラプソディでリードがクビになった理由と実際にクビになった人物についてご紹介していきます!
ボヘミアンラプソディでリードがクビになった理由!
映画のボヘミアンラプソディのシーンで、クイーンのマネージャーだったジョン・リードがクビになった理由は、「フレディにソロにならないか?」と持ちかけたからです。
クイーンに限らず、バンドとは別にソロで活躍するミュージシャンもいるので、ソロの話を持ちかけたくらいで首にするなんてやりすぎじゃないの?
とも思いますが、映画では、バンドはやめてソロになった方がいいという言い方だったので、クイーンのことを大切に思っているフレディはカチンときてしまい、その場で車から降ろされてしまい、リードはクイーンのマネージャーをクビになってしまったのでした。
しかも、映画の設定では、フレディのソロ活動をすすめたかったのはフレディのマネージャーだったポールでしたが、ポールは自分で直接フレディには話をせず、クイーンのマネージャーのリードから話をするように仕向けていました。
フレディが不機嫌になってしまったため、リードはポールからも助言してもらおうとポールの顔を見るのですが、ポールは「何の話?自分は何も知らない」という顔をしたため、フレディはリードがソロ活動をすすめてきたと思ってしまったのです。
ですが、実話では、クビにしたのではなく、リードは自らクイーンのマネージャーを辞めたのです。
映画ボヘミアンラプソディでも触れられてましたが、リードは元々、エルトン・ジョンのマネージャーをしていてとても多忙だったため、自らマネージャを辞退したいと申し出て円満にクイーンのマネージャを辞めました。
辞めた後もクイーンのメンバーとの関係は良好でした。
クビになったわけじゃないのに、映画ではクビになってしまったので気の毒ですよね。
実際にクビになったのはポールの方です。
気になる方は、↓こちらの記事にまとめていますので、ぜひご覧ください!
>映画のボヘミアンラプソディと実話の違いを知りたい方はコチラ
ポールがクビになった理由
クビになったのは、ポールの方なんですが、、、
映画の中でリードがクビになってしまう場面でもわかるように、ポールは自分がフレディのソロデビューに積極的で、リードからフレディに話をするように持ちかけたのに、「自分は何も知りません」という顔をしちゃうとは、このポールって人物は信用できないかも…、と思わせるシーンでもありました。
▼ボヘミアンラプソディはU-NEXTで配信中です▼
その通り、後にこのポールこそ解雇された人物です。
フレディの私生活を売った後、ポールはフレディと接触しようとしますが願いは叶わず、フレディはポールのことを許しませんでした。
ポール・プレンターとはどんな人物で、何を暴露したのか気になりますよね。
スポンサーリンク
ポール・プレンターがフレディについて暴露したこと
ポールは北アイルラド出身で1977年から1986年の9年間、フレディーのマネージャーをしていました。
ポールが暴露した内容は、1987年5月に世界中に知れ渡りました。
暴露した主な内容は、
- 毎日違う男性と夜を過ごしていた
- その理由は、一人で眠ることができなかったから
- 数百人の男性と寝ていた
- 恋人2人がエイズで亡くなったこと
- 恋人に渡していたプレゼントを暴露
- 女性といるところを見たことがない
- ゲイバーに通い朝帰りをしていた
- インドの寄宿舎にいた14歳のとき男性を知った
などで、これが本当だとしたら、知られたくないことばかりですよね。
ポールはフレディのことが好きでいつもフレディの側にいて、クラブでの遊びやお金が大好きだったようで、フレディに悪影響を与える事ばかり助言していたと言われています。
なので、クイーンのバンドメンバーやマネージャーだったジョン・リードからの評判は最悪でした。
そのため、フレディをバンドメンバーから遠ざけて独り占めしたかったのかもしれません。
映画『ボヘミアンラプソディ』でもポールがいつもフレディの近くにいて、バンドというよりフレディ個人に興味があるような人物であることが伝わってきます。
ですが、映画を観たポールの家族は、事実とはちがうと言い、タブロイド紙に暴露したのは、エイズの治療費を得るためだったとのことです。
その後、ポール4エイズ(合併症)で亡くなりました。享年45歳でした。
フレディが亡くなったのは1991年11月23日、ポールが亡くなったのは1991年8月と数か月先でした。
ポールがエイズの合併症で亡くなったことで、エイズの告知を受けていたフレディは動揺したと言われています。
フレディはポールの裏切りで人間不信におちいりましたが、その頃、オペラ歌手のモンセラート・カバリエと共演ができてオペラアルバム「バルセロナ」を完成させました。
「一番ひどい時期にこそ、素晴らしい仕事が出来るんだ」
とは、ポジティブなフレディらしい言葉です。
フレディは前向きで素晴らしい人だと言葉からも伝わってきます。
フレディの言葉がまとめられた本は別記事で紹介していますのでぜひご覧になってみてください!
まとめ
ボヘミアンラプソディでリードがクビになった理由は、フレディにソロ活動を勧めたからでした。
ですが、実話では、リードはクビではなく、円満解雇でその後もメンバーと良好な関係を築いています。
実際に、クビになったのはフレディのマネージャーを9年間していたポールの方でした。